ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3
ーラスタ・ラヴ(8/7/昼)ー
悠「ふひー……日中は暑くて外に居られないな」
真桜「だから出たくないといったなの……」
悠「いや、お前はほとんど歩いて無いだろ。ずっとおれが担いでたし」
美喜「ビールと氷水置いとくわよ」
悠「おう」
真桜「おうなの」
拳二「うっす。」
澪「いらっしゃいませ」
拳二「お、なんだ。悠、今日は子連れか」
悠「お前こそ、なに昼間から一杯ひっかけようとしてんだよ。」
拳二「かっかっか。わざわざ俺ぁのためにビール用意してくれてるとは嬉しいなぁ」
悠「あ、テメ……」
拳二「げふっ…。」
悠「あー飲み干しやがった。美喜、ビールもう一杯」
拳二「ピッチャーで二つたのまぁ」
美喜「はいはい」
悠「一個は中ジョッキでいいからな!」
拳二「よう。嬢ちゃん、そらぁいったい何飲んでる?」
真桜「水なの」
拳二「水?水って、水か?」
真桜「水なの」
拳二「……悠、いくらなんでも水は可哀想だろ」
悠「おれは関係ない。まおが水でいいといったんだよ。」
真桜「水分補給なんだから水を飲んで何が悪いなの」
拳二「いやぁ、いいっうのならあ、良いけどよ。」
美喜「置いとくわよ」
悠「んっ…」
拳二「おう、乾杯」
悠「はぁ……美味い。まおも無くなったら好きなの飲めよ。拳二さんの奢りだ」
拳二「あぁー?」
真桜「かき氷昇天ペガサステラ盛りひとつなの」
澪「はいよ」
拳二「かき氷て……ま、いいや。それよりよお、豚丼って無くなったんだな。」
悠「いつの話してる」
拳二「いやぁ久々に吉野屋いったらよ無くなってたからな……それほど熱心に食ってた訳じゃないが、けっこうイケたてぇか……なぁ、豚丼って……相当うまかったよな?」
悠「あぁ。2004年……例のBBS問題のときに登場した牛丼の代用品っていうのが豚丼の定義だけど。おれにいわせればそれだけじゃない。アレにはその後どんどん濃い味傾向のスパイラルにハマっていく。大手チェーンの牛丼が失ったあっさり路線の美学があった。」
真桜「美学とか何をいいだしてるなの?」
悠「吉野屋が開発した初期の豚丼なんかはゴボウが細かく入ってて、肉の臭みを取るのに苦心したあとが見られたが……」
拳二「おーおー、入ってた。確かにゴボウが入ってたな」
悠「しばらくしてグッとまろやかな味に引き締まってな。初期の豚丼だけ食べて全否定する牛丼ファンも多かったが、最終的には各社かなりのクオリティを誇っていた。ちなみに正式名称は松屋だと「豚めし」すき家は「豚(とん)丼」な」
真桜「どーでもいいなの」
拳二「吉野屋のは特に昔の牛丼っぽかったよな」
悠「歳をとり続けていく本家と、その黄金期の模倣者(フォロワー)。美川憲一とコロッケみたいなもんかもな……いや、西城秀樹のモノマネ全般にも近い気がする」
拳二「でもよぉ豚丼と牛丼が並んでるとつい牛丼頼む気持ちもわかる。」
悠「だから終わったんだ」
悠「ふひー……日中は暑くて外に居られないな」
真桜「だから出たくないといったなの……」
悠「いや、お前はほとんど歩いて無いだろ。ずっとおれが担いでたし」
美喜「ビールと氷水置いとくわよ」
悠「おう」
真桜「おうなの」
拳二「うっす。」
澪「いらっしゃいませ」
拳二「お、なんだ。悠、今日は子連れか」
悠「お前こそ、なに昼間から一杯ひっかけようとしてんだよ。」
拳二「かっかっか。わざわざ俺ぁのためにビール用意してくれてるとは嬉しいなぁ」
悠「あ、テメ……」
拳二「げふっ…。」
悠「あー飲み干しやがった。美喜、ビールもう一杯」
拳二「ピッチャーで二つたのまぁ」
美喜「はいはい」
悠「一個は中ジョッキでいいからな!」
拳二「よう。嬢ちゃん、そらぁいったい何飲んでる?」
真桜「水なの」
拳二「水?水って、水か?」
真桜「水なの」
拳二「……悠、いくらなんでも水は可哀想だろ」
悠「おれは関係ない。まおが水でいいといったんだよ。」
真桜「水分補給なんだから水を飲んで何が悪いなの」
拳二「いやぁ、いいっうのならあ、良いけどよ。」
美喜「置いとくわよ」
悠「んっ…」
拳二「おう、乾杯」
悠「はぁ……美味い。まおも無くなったら好きなの飲めよ。拳二さんの奢りだ」
拳二「あぁー?」
真桜「かき氷昇天ペガサステラ盛りひとつなの」
澪「はいよ」
拳二「かき氷て……ま、いいや。それよりよお、豚丼って無くなったんだな。」
悠「いつの話してる」
拳二「いやぁ久々に吉野屋いったらよ無くなってたからな……それほど熱心に食ってた訳じゃないが、けっこうイケたてぇか……なぁ、豚丼って……相当うまかったよな?」
悠「あぁ。2004年……例のBBS問題のときに登場した牛丼の代用品っていうのが豚丼の定義だけど。おれにいわせればそれだけじゃない。アレにはその後どんどん濃い味傾向のスパイラルにハマっていく。大手チェーンの牛丼が失ったあっさり路線の美学があった。」
真桜「美学とか何をいいだしてるなの?」
悠「吉野屋が開発した初期の豚丼なんかはゴボウが細かく入ってて、肉の臭みを取るのに苦心したあとが見られたが……」
拳二「おーおー、入ってた。確かにゴボウが入ってたな」
悠「しばらくしてグッとまろやかな味に引き締まってな。初期の豚丼だけ食べて全否定する牛丼ファンも多かったが、最終的には各社かなりのクオリティを誇っていた。ちなみに正式名称は松屋だと「豚めし」すき家は「豚(とん)丼」な」
真桜「どーでもいいなの」
拳二「吉野屋のは特に昔の牛丼っぽかったよな」
悠「歳をとり続けていく本家と、その黄金期の模倣者(フォロワー)。美川憲一とコロッケみたいなもんかもな……いや、西城秀樹のモノマネ全般にも近い気がする」
拳二「でもよぉ豚丼と牛丼が並んでるとつい牛丼頼む気持ちもわかる。」
悠「だから終わったんだ」