ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

六花「あつ~…こー毎日、毎日、猛暑日が続くと溶けるよね」

悠「溶けるっか干からびる」

紅「悠のミイラか。」

美喜「呪われそうね。」

悠「こう暑けりゃ呪う力もでねぇよ。」

澪「暑くなかったら呪う力あるのか?」

悠「……」

紅「黙るなよ。怖いだろ。」

悠「ま、冗談は置いといて、冷たいのいっぱい頼む。」

美喜「はい、はい。」ワイン・フロートよ。」

ワイン・フロート
12度中口シェーク

赤ワイン30ml
ライチリキュール10ml
ピーチリキュール10ml
パイナップルジュース30ml
レモンジュース1tsp

赤ワイン以外の材料のシェークし、氷を1~2個入れたソーサー型シャンパングラスに注ぎ、赤ワインを静かにフロートする。

紅「お、紅いな。」

悠「ライチとピーチのフルーティな甘口リキュールに、フルーツジュースをミックスしたパーティー向きのカクテルだな。」

六花「お酒好きだねー。」

悠「小鳥遊悠の80%はアルコールで出来ている。」

紅「多分すぐに病院いくべきだな。」

悠「身体壊したら考えるよ。」

紅「病人の一番ダメなパターンだな。」

悠「ははは」

六花「最近、二人ってよく一緒にいるね。」

悠「他のヤツは声かけても遊んでくれないんだよ。」

六花「あー、友達居ないもんね。」

悠「お前、しばくぞ。いや、グーで殴るぞ。」

紅「どうどう、どうどう」

悠「俺は馬か!」

六花「ルールル、ルールルー」

悠「キタギツネはもっとちげぇ。」

六花「それで、紅さんはなんで、悠くんと遊んでるのー?」

悠「なんでって何だよ。」

紅「いや、普通に俺も暇だし。なにより、悠といたら美味いものが食える。」

悠「うぉい。」

六花「あ、それいいねー。こんど、あたしにも食べさせてよ。」

悠「メンドクサイ…」

六花「若干酷いね。」

悠「暑くてやるき無いんだよ。」

六花「やる気あるときあったっけ?」

悠「あるぞー。俺がやる気出したらスゲーよ。もう、なんか色々ヤベーよ。」
紅「やる気ないやつの代名詞だな。」

悠「……コホン。このワイン・フロートに使われている。シャンパングラスは口の広いソーサー型だが。口の部分がせまく細身で背の高いフルート型シャンパン・グラスがある。もちろん、シャンパン以外にもさまざまなカクテルに利用できる。容量は120mlが標準だ。」

紅「おー…?」

六花「んー…?」

悠「やる気だしてやったのになんだその反応」

美喜「澪、どうして、紅と六花の反応が悪いかわかる?」

澪「え、いや、わかんないです」

美喜「ふだん、やる気ない奴がやる気出すとメンドクサイ。」

澪「あ、なるほど。」

悠「あのさぁ、全部聞こえてるんだが?」

六花「悠くん、悠くん。」

悠「あ?」

六花「いつもどうりが一番だねー。」

悠「……」
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