ｰ小鳥遊邸･広間(7/31/昼)ｰ

悠「(昼過ぎ……出掛けるかな。)おーい、ゆうな」

ゆうな「んーーなぁーにぃー？」
ｶﾁｬｶﾁｬ…ｶﾁｬｶﾁｬ…

悠「お前……ダラケすぎだろ。腹見えてっぞ」

ゆうな「超真剣だよ。ねー？」

海「せやせや。今はコイループで街を発展させ中やで。なあ、凪」

星凪「え、わ、私は可愛いポケモンを捕まえたくて……」

ゆうな「可愛いポケモンといえばマタドガスとかだね」

星凪「可愛くないですよ～！」

悠「……なんでもいいが出掛けてくるからな。海たち見てろよ」

ゆうな「把握。」

悠「なにか困ったり、お腹空いたり、出掛けたりするなら二階にいる真桜に相談するか、メス豚(ゆう(女))にいうんだぞ。」

ゆうな「うん。把握。」

海「メス豚は酷いやろ。」

悠「あー？海はあいつの味方か？」

海「味方とかやのぅて、同じ悠やで？」

悠「アレがメス豚ならおれはオス豚か……って、なんでやねん」

海「ちゅーと半端なノリツッコミは好かんわぁ～」

悠「残～念～。海に嫌われちゃったよ～」

海「残念なら残念な風にいいない！」

悠「わしゃしゃしゃ。じゃ、出掛けてくるからな」

ゆうな「ご武運を」

悠「いや、戦場にいく訳じゃないからな。」

海「昼下がりの屋外は戦場以上の地獄やで……」





ｰ公道ｰ

悠「あちー。家から出て数メートルで汗が吹き出てきた。」

翡翠「…あちー…」

悠「あちーなぁ……って、翡翠さん！？」

翡翠「…？…」

悠「えと、ついて来たの？」

翡翠「…ｺｸ…」

悠「寝てたよな？」

翡翠「…おきた…」

悠「うん、起きてますね。けど、起きたなら海たちと遊べばよくないか？おれに着いて来ても暑いだけだぞ」

翡翠「……」

悠「……つまんないかも知れなくて良いのなら一緒にくる？」

翡翠「…いく…」

悠「仕方ないな。じゃ、ちゃんと帽子被って」

翡翠「…かぶった…」

悠「よろしい。手は繋ぐか？」

翡翠「…ちゅ…つなぐ…」

悠「今噛んだ？」

翡翠「…かんでない…」

悠「噛んでないか～。じゃ、手をちゅなごうか」

翡翠「……」
ペシペシ…

悠「叩かない。叩かない。」

翡翠「…いじわる…プイ…」

悠「悪かったよ。」

翡翠「…つん…」

悠「弱ったなぁ。アイス買ったら機嫌なおるかなー」

翡翠「………あいす…」

悠「それともパフェとかがいいかな。」

翡翠「……ぱふぇ…」

悠「それとも…焼き鳥とビー…」

翡翠「…いらない…」

悠「弾かれたか……。よし、じゃあ涼しいし冷たいもの飲めるお店いくか」

翡翠「…おー……あ、つん…」

悠「おや、まだつんモードか」