ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3
ーラスタ・ラヴ(7/29/夜)ー
悠「小豆だろ…茶葉…新の餌代…………ふーむ…ギリギリ黒だ。」
ともき「帳簿か?」
悠「ああ…。夏に入ってからはそこそこ売り上げがいいんだ。」
ともき「へぇ、なんか目玉のスイーツあるのか?」
悠「今のところは甘夏ゼリーとかがいい感じだな」
紅「甘夏?」
悠「オレンジとミカンの間みたいなやつだ。柑橘のさわやかな酸味がさっぱりして美味いぞ。えーと……これだ」
ともき「写メってるなんて珍しいな。」
悠「たまに宣伝してるんだよ」
紅「いただきます」
悠「買いにこいや」
ともき「それ手作りか?」
悠「もちろん。」
ともき「材料費的に高くならないか?」
悠「ふっふっふ。甘夏は京都から送ってもらったからタダなんだ。だから板ゼラチンとグラニュー糖だけ。作り方も簡単だぞ。」
ともき「板ゼラチンってことは氷水で戻して…」
悠「甘夏の上1/5くらいをきって、果肉をとりだす。皮は器に使って、んで果肉絞って…まぁ、200mlくらいかな。170mlはボウルに、残り果汁30mlとグラニュー糖を鍋にいれて火にかける、グラニュー糖が溶けたら、もどしたゼラチンを加えて、それも溶けたらさっきの果汁と足して混ぜる。トロミが出てきたら甘夏の皮の器に少し注いで果肉を入れて、またゼリーをいれる。蓋をして冷蔵庫で二時間冷やして固めて出来上がりだ。」
紅「悠」
悠「うん?」
紅「いただきます」
悠「だから買いに来いっーの」
ともき「他の売れ筋は?」
悠「おれが作っててのなら、きな粉ムース、マンゴープリン、ピーチムース、豆乳プリン、あと抹茶のシフォンだな。写真はこんな感じだ。」
紅「俺、そこまで甘党でもないけどめっちゃ食べたい」
ともき「果実系が多いな。」
悠「あとは普通におはぎや葛餅もやってるけど……果実系スイーツののが売れるんだよな…。おれはもっとガチガチの和菓子とかを推したいんだけど…」
紅「悠ってさ、飯食うときとかイラッとこないのか?」
悠「なんだ、藪から棒に…いいえ、壁から釘です。」
ともき「どうしてイラッと?」
悠「ツッコミも無しだよ。」
紅「ほら、悠って普通に料理とか上手いだろ。」
悠「(人並みだと思うけどな…。)」
紅「他のひとが手際悪かったりしたら腹立たないのか?」
悠「いや、全然。ひとはひと、おれはおれ。作ってくれるなら楽だし全然待つぞ。」
紅「紅茶とかの淹れ方でもめたりとか?」
悠「いちいち気にしないし。別に喉が乾いてたらペットボトルで十分十分」
ともき「っていうか、悠は自分から他人へ、他人から自分へのハードルが違いすぎだからな。」
悠「おれは食うなら美味いのがいいだけ。それの延長線にひとに出すなら同じく美味いものを出すって事だ」
紅「あーあ、悠が嫁に欲しいわ」
悠「ゆうでいいなら持ってけ」
ともき「物扱いだな…」
悠「小豆だろ…茶葉…新の餌代…………ふーむ…ギリギリ黒だ。」
ともき「帳簿か?」
悠「ああ…。夏に入ってからはそこそこ売り上げがいいんだ。」
ともき「へぇ、なんか目玉のスイーツあるのか?」
悠「今のところは甘夏ゼリーとかがいい感じだな」
紅「甘夏?」
悠「オレンジとミカンの間みたいなやつだ。柑橘のさわやかな酸味がさっぱりして美味いぞ。えーと……これだ」
ともき「写メってるなんて珍しいな。」
悠「たまに宣伝してるんだよ」
紅「いただきます」
悠「買いにこいや」
ともき「それ手作りか?」
悠「もちろん。」
ともき「材料費的に高くならないか?」
悠「ふっふっふ。甘夏は京都から送ってもらったからタダなんだ。だから板ゼラチンとグラニュー糖だけ。作り方も簡単だぞ。」
ともき「板ゼラチンってことは氷水で戻して…」
悠「甘夏の上1/5くらいをきって、果肉をとりだす。皮は器に使って、んで果肉絞って…まぁ、200mlくらいかな。170mlはボウルに、残り果汁30mlとグラニュー糖を鍋にいれて火にかける、グラニュー糖が溶けたら、もどしたゼラチンを加えて、それも溶けたらさっきの果汁と足して混ぜる。トロミが出てきたら甘夏の皮の器に少し注いで果肉を入れて、またゼリーをいれる。蓋をして冷蔵庫で二時間冷やして固めて出来上がりだ。」
紅「悠」
悠「うん?」
紅「いただきます」
悠「だから買いに来いっーの」
ともき「他の売れ筋は?」
悠「おれが作っててのなら、きな粉ムース、マンゴープリン、ピーチムース、豆乳プリン、あと抹茶のシフォンだな。写真はこんな感じだ。」
紅「俺、そこまで甘党でもないけどめっちゃ食べたい」
ともき「果実系が多いな。」
悠「あとは普通におはぎや葛餅もやってるけど……果実系スイーツののが売れるんだよな…。おれはもっとガチガチの和菓子とかを推したいんだけど…」
紅「悠ってさ、飯食うときとかイラッとこないのか?」
悠「なんだ、藪から棒に…いいえ、壁から釘です。」
ともき「どうしてイラッと?」
悠「ツッコミも無しだよ。」
紅「ほら、悠って普通に料理とか上手いだろ。」
悠「(人並みだと思うけどな…。)」
紅「他のひとが手際悪かったりしたら腹立たないのか?」
悠「いや、全然。ひとはひと、おれはおれ。作ってくれるなら楽だし全然待つぞ。」
紅「紅茶とかの淹れ方でもめたりとか?」
悠「いちいち気にしないし。別に喉が乾いてたらペットボトルで十分十分」
ともき「っていうか、悠は自分から他人へ、他人から自分へのハードルが違いすぎだからな。」
悠「おれは食うなら美味いのがいいだけ。それの延長線にひとに出すなら同じく美味いものを出すって事だ」
紅「あーあ、悠が嫁に欲しいわ」
悠「ゆうでいいなら持ってけ」
ともき「物扱いだな…」