ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ー小鳥遊邸・庭(7/28/昼)ー

悠「ふぅ…さっぱりした。すいません、逢岡さん。お待たせして」

想「いえ、こちらが勝手に押し掛けたので」

吉音「むぐぐ。むぐぐ。」

悠「喋るときは口の中の物片付けてから喋れJK。」

吉音「……ごくん!じぇーけー?」

真桜「嬢ちゃん、身体エロイな…の略なの」

悠「常識的に考えての略だっーの」

真桜「似たような物なの」

悠「かすりもしてねぇし。」

想「ふふ」

悠「見ろ、逢岡さんに笑われただろ」

真桜「笑われてなんぼの存在だろなの」

悠「誰がくされ芸人だ」

真桜「そこまでいってねーなの。」

悠「それにしても、うちの住所よくわかったな。」

吉音「もごご。むぐ。」

悠「学習能力が無いのか話を聞けないのか…」

想「水都さんに教えてもらったんですよ」

悠「ミッキー……もとい、光姫さんに?はて……光姫さんにも教えたことは無いんだけど…?」

想「あ、いえ……その……正確にいえば水都さんではなくて……」

悠「?」

吉音「じごろうが教えてくれたんだよ」

悠「なんで銀次がしってんだ…。光姫さんなら許せても銀次は許せんぞおい…」

吉音「いいじゃん、いいじゃん」

悠「よかねーし…」

真桜「ずいぶん女の知り合いが増えてるみたいだななの。」

悠「いや……どうだろうか…。新、逢岡さん、真留に朱金、光姫さん、由佳里、眠利、かなうさん、結花さん、由真、唯ちゃん、詠美さん、鬼島さん、長谷河さん、中村さん、平和、信乃、つばめ、十兵衛師範、輝、雪那さん、寅、御伽ヶ島……くらいかな?」

真桜「死ねばいいなの」

悠「知り合いが増えて死ねとかいわれたよ」

真桜「お前の場合女の知り合いしか増えねぇじゃねかなの」

悠「んなことねぇよ。寅とか男だし」

吉音「ねぇねぇ、悠」

悠「あー?」

吉音「おなかすいた~。」

悠「今の今まで茶菓子食ってたよな?」

吉音「うん。」

真桜「なかなか図々しいやつなの。」

吉音「えへへ」

想「徳田さん、誉められてはいませんよ。」

吉音「ほへ?」

悠「ま、昼だしな。いいよ、食ってけ。」

吉音「わーいっ!」

想「あの…」

悠「あー、本当に気にしないで食ってってください。いつもならあと三人いるんで」

吉音「あ、そういえばおデコちゃんは?」

悠「おデ……デコなら里帰り中だ。」

吉音「え、ここにすんでるんじゃないの?」

悠「いや、実家は京都だ。」

想「それではこちらにはお一人で?」

悠「ええ。一人っか、もともとは親父のSPとして働いてて、なんでか今はおれのSPやってるんですよ」

吉音「悠のお父さんて偉いひとなの?」

悠「あー……いや、偉いっかなんっーか……」

吉音「?」

悠「親父の話しはいいだろ。とりあえず飯作ってくる」

真桜「もう、出来たなの」

悠「おおぅ…」

吉音「わーいっ!いただきまーす」

想「徳田さんたら。ふふ」
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