ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ー小鳥遊邸・庭(7/25/昼)ー

悠「うーむ……うーむ……うーむむむ…最悪だ。」

真桜「なにさっきから庭をウロウロウロウロウロウロウロウロしてるなの」

悠「ウロウロウロウロくらいだよ」

真桜「なんでもいいなの。」

悠「っか、部屋から出てきたのか。」

真桜「部屋にトイレがあったら出てこないなの」

悠「良かった。まだ、ボトラーにはなってなくて」

真桜「ボトラー?」

悠「トイレに行くのが面倒だからペットボトルに用を足すやつのこと」

真桜「……」

悠「頼むから実行しないでくれよ。」

真桜「そこまで堕ちてねぇなの。ただ…」

悠「ただ?」

真桜「微妙に真桜は尿ネタが多くないかなの?」

悠「そげなメタなことをいわれても……っか、幼女が尿ネタとかいわない。」

真桜「興奮するななの」

悠「してねぇし。」

真桜「おっきしてるなの」

悠「ナニぃ!?」

真桜「冗談なの。」

悠「驚かすな」

真桜「驚く方に問題があるなの」

悠「ですよねー」

真桜「それで何が最悪なんだなの。」

悠「あぁ、ネギとアスパラにヨトウとスリップスが涌いてる」

真桜「つまりは虫の巣床になって、野菜が喰われてるのかなの」

悠「そういうこった。まおは虫平気だっけ?」

真桜「平気なの。けど、いきなり顔にムカデが落ちてきたら悲鳴をあげるなの」

悠「おれでも悲鳴もんじゃい。ちなみにこんな虫な。」

ウゴウゴ…ウゴウゴ…

真桜「喰うのかなの?」

悠「噛み締めるとプチプチいうのが癖になって……喰うか!」

真桜「想像したら、キモチワルなの」

悠「本当にな…。っか、有機マルチもしなかったからなぁ…抜かったわぁ」

真桜「分かりやすくいえなの。」

悠「草を生やさないように防波堤張るの渋った的な」

真桜「なるほどななの。まぁ、どーでもいいけどなの。」

悠「サラッと酷いな。」

真桜「とりあえず日当でいるなら帽子くらい被っとかないと死ぬぞなの」

悠「あー、どうりでさっきからクラクラすると思った。」

真桜「アホかなの」

悠「けど、草が気になるからこれだけ処理しよう」

真桜「その頑張りを他にまわせないのかなの」

悠「あ、そんな事より。海達が近々海かプールに行くそうだぞ」

真桜「だからなんだなの。」

悠「察しろよ…。お前も一緒に行かないかってさ」

真桜「断るなの」

悠「即答…」

真桜「何が悲しくてくそ暑い中に人間の混雑するところに行かなきゃならんなの。っというか、普通に考えて真桜だけを誘ったんじゃなくお前も誘われて断り済みなんだろなの。」

悠「…バレバレ?」

真桜「あたりしゃきしゃきなの」

悠「バレたからゲロるけど、確かにおれは断った。けど、まおは別に行ってもいいんだぞ」

真桜「ノーサンキューなの」
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