ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(7/21/昼)ー

紅「なぁ、ともき。」

ともき「なんだ?」

紅「悠のやつ、最近見かけなくね?」

ともき「俺は一日一回は見てるけど」

紅「あ、そか。ともきは悠の嫁だもんな。」

ともき「俺じゃなく、がりゅーちゃんだろ」

紅「おーおー。そうだな。最近はがりゅーが居た。」

ともき「それで、悠になにか用事か?どうせ電話繋がらないだろうしアレだったら伝えとくぞ」

紅「じゃ、喧嘩しようぜ~って頼む。」

ともき「ああ、それは自分でいってくれ。」

紅「あれー?」

ともき「そういうのは、俺からいっても仕方ないだろ」

紅「家の前で待ち伏せるか」

ともき「通報されるぞ」

紅「悠の家の前なら平気じゃないかな」

ともき「なんの自信だそれは」

紅「てゆーか、がりゅーの子猫ちゃんでもいいんだけどな…」

ともき「なにが?」

紅「喧嘩相手」

ともき「良くないから!?」

紅「そうか?俺が思うにかなりやる奴だぜ。」

ともき「いや、やるとかじゃなくて…」

紅「っていうか、悠がズルいんだよな。右京山とかがりゅーとか面白いのと出会いまくってて」

ともき「別の言い方をしたらトラブルを引き寄せてるだけだよな」

紅「悠の固有スキルだからな。」

ともき「固有スキルだな」

崇「だが、それが有るから奴が形成される。むしろ、真面目で善意で動く小鳥遊悠なんかは魅力としてはかなり薄味だ。」

紅「あ、崇さん!」

ともき「どもです。」

崇「なんだ、紅。暇なのか」

紅「まー、正直いえば。暇ですね。」

崇「そうか。なら、八番のところにいくか?」

紅「あ、全然暇じゃないっす。」

ともき「はやっ…」

崇「ははは」

ともき「なに、そんなに八番さんて嫌なひとなのか?」

紅「嫌なっていうか、めっちゃ…めんどくさい。」

ともき「めんどくさい?」

紅「テンションの上がり下がりも凄いし……なんていうのかな会話が成り立たない。」

ともき「どんなんだ」

崇「俺は悠となら話が合うんじゃないとふんでる。会わすつもりはないけどな」

ともき「なんでです?」

崇「八番はその性格に加えてもうひとつダメなところが有ってな。」

紅「なんか気に入ったら、そればっかりに執着するんだよ飽きるまで」

崇「飽きるまも酷いときには三分も待たずに飽きるが……万が一、悠にガッツリハマられたら仕事を放り出すだろうからな。」

紅「職人は職人なんだけどなぁ。性格「だけ」が問題あるのがなぁ」

ともき「想像がつかないな」

紅「悠並みに変なやつと思ってたらいいよ」

ともき「あんなのはひとりで十分だ…。あ、悠(女)含めたら二人いた」

崇「娘も似たような性格だろ。」

紅「ツッコミ不足だな。」
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