ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(7/18/夜)ー

優日「ぷしゅー……」

美喜「ナニこれ?」

鈴猫「熱中症一歩手前の優日ちゃん…。」

優日「ぅぅ……」

澪「聞くのもあれだけどなんでこんなことに?」

優日「梅雨明けしたから…メッシュ帽子の下に汗対策でタオルをトリプルにしたら……もう暑くて、暑くて…はぅ…」


美喜「……澪、バケツに水汲んでぶっかけたげなさい」

澪「いやいやいや」

鈴猫「優日ちゃん、帽子とろうか」

優日「鈴猫さんは私に死ねというんですか?」

鈴猫「死なないし、大事なお友だちに死ねなんて言いません!」

優日「鈴猫さんのそういうとこ好き」

鈴猫「はい、誤魔化さない。」

優日「誤魔化しとかじゃないんだけどなぁ」

鈴猫「帽子がダメならタオルとれないかな。本当に倒れちゃうよ?」

優日「うぅ…鈴猫さんズルいよお。わかりました。タオル、取ります」

鈴猫「……(なにがズルいんだろ?)」

優日「よっ…しょ…」
ズルズルズルズル…

澪「深かぶりの帽子を一切外さずに隙間からタオルを抜き取る技術…」

美喜「てゆーか、よくそんなロングタオルいれてるわね」

優日「あと二枚巻いてます」

美喜「……汗でビッチャビチャにならない?」

優日「なりますが我慢です」

澪「なんでやねん」

鈴猫「本当にビッチャビチャ…こんなの巻いてたらダメだよ。」

優日「あ、バッチイですよ。」

鈴猫「洗ってくるね」

優日「鈴猫さんはいい嫁になりますよね」

美喜「料理が出来ないのを除けばね」

優日「そこは花嫁修業でスキルアップです。」

美喜「スキルアップしたらいいんだけど」

鈴猫「なんの話し?」

優日「鈴猫さんがいい嫁になる話です」

鈴猫「はにゃ?」

優日「むしろ、鈴猫さんは私の嫁?」

鈴猫「ごめん、話が見えないんだけど。とりあえずタオル洗ってきたよ。」

優日「ありがとうございます。」

鈴猫「どういたしまして」

紅「ちーす。悠居る?」

美喜「居ないわよ。」

紅「なんだ。嫁ネタでからかってやろうと思ったのに。」

鈴猫「嫁…」

優日「嫁?」

紅「あれ、知らないのか。最近悠に嫁が出来たんだよ」

優日「鈴猫さんのこと?」

鈴猫「ブッ!」

紅「いや、違う。違う。がりゅーって娘だ。なんか堂々と嫁宣言してる」

優日「ふーん。」

紅「しゃーない帰るか。…っていうか、花王もうかうかしてられないんじゃないか?じゃな。」

鈴猫「ゴホゴホっ…」

優日「鈴猫さん…」

鈴猫「……」

優日「大丈夫。私は応援してますよ」

鈴猫「優日ちゃん…」

美喜「花嫁修業考えてみれば?」

澪「いや、先に告白じゃないですか?」

鈴猫「は、花嫁修業の方で…」

美喜「前向きに後ろ向きね」
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