ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

親戚に居た女の子。
ガリューキョウ…。まだ、オフクロが生きてた時だ…。男みたいな名前が理由でガリューはいつもイジメられていた。

おれはまだ純粋だったから(今もだか)ガリューが苛められているの度々助けていた、けどそのたび逆に負けてた(甘ったれのガキだったから)。

京(幼)『ゆうお兄ちゃん、もうかまわないで…いじめられちゃう』

悠(幼)『許せないんだ…あんなやつらグスッ。ガリューキョウ…かっこいい名前じゃないか』

京(幼)『ゆうお兄ちゃん…。あたし……強くなる!!強くなって、今度はゆうお兄ちゃんを護るから!』

やがて彼女は中国に引っ越しそれ以来だった。思い出せないわけだ。母さんが関わる幼い記憶は脳が心が勝手にシャットアウトするんだから。

京『ふぅ…』

悠『ガリュー…いったいいつ帰って…』

ポン!
京『!?』

悠『しまっ…(間合いに入っ…)』

京『そ、そんなにちかづいちゃ…は…はずかしいよぉ…///』

悠『は、はいい?』

京『だ、だって久しぶりなんだもん…ぐすん///』

悠『え、ちょ、え?え?ええ?じゃあ…「己の間合いに入るなどうなっても知らないぞ」ってのは…おれじゃなくて…自分がってことか!?』

京『あうぅ……//。ハアハァ…すーはー…//すーはー…すーはー…。コホン、己、護るから悠兄ちゃんのことこれからずっと。』







ーラスタ・ラヴ(7/16/昼)ー

「「「……」」」

悠「……って、ことがあった。」

ともき「えと、それで彼…彼女が?」

悠「臥劉京だ。今は髪も縛ってるし制御サラシもしてるから見た目は男っぽいが、しっかり女の子だ」

京「……」

悠「自己紹介。」

京「何をすればいいんだ?」

悠「何でもいい。自分の特技とか将来の夢とか。学校でも自己紹介はあるんだぞ。」

京「わかった。特技は臥劉宗家、臥劉螺拳。」

ピトッ…

ともき「(ブロックアイスに触れた?)」

バガン!!!

「「「螺旋状に割れ…砕けた!?」」」

京「将来の夢は……ゆ…悠お兄ちゃんのお嫁さんになること///!!」

悠「ブッ!!」

紅「(かわいいな…っていうか、なんだ今の技…おもしれぇ!!)」

ともき「(かわいい…。いや、それより、なんだアレ…っていうか今…)」

鈴猫「(ゆ、悠のお嫁さん!??)」

美喜「クラッシュアイスつくるの楽だわね」

澪「冷静っすね」

ともき「えと…?」

悠「おい、今のはなんだ?」

京「なんだとはなんだ?」

悠「おれの嫁って…冗談だろ?」

京「本気」

悠「っ…(そ、そうだ。この子は昔から理のごとく真っ直ぐな奴だった。)」

鈴猫「ゆ、悠?えと…どういう関係…?」

悠「いや、親戚…」

京「運命の人だ。赤い鎖で繋がれた」

悠「やめーい!誤解するだろ!!」

京「誤解?」

悠「いや、あのな…おれはまだ結婚とかどうとかじゃなく…その、アレだまだ学生だし。」

ともき「悠がドヨってる…」

京「悠。悠が学生だからっていうのなら、己、卒業するまでに……悠お兄ちゃんの一番になりますっ///悠お兄ちゃんも認めるような女性になるから。頑張るから……だから…そのときは…悠兄ちゃんのお嫁さんにしてくださいっ///」

ペコリ

悠「……ぅぁ…と、とりあえず…考えとく」

ともき「娘に嫁に……コイツは本当にトラブル(面白い事)を呼ぶなぁ」

鈴猫「お嫁さん…お嫁さん…お嫁さん…」
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