ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ー京都:小鳥遊邸西本家(7/15/昼)ー

ガヤガヤ…ガヤガヤ…
ガヤガヤ…ガヤガヤ…
「しかし、急な集まりになりましたなぁ」

「ですねぇ。しかも今回は警視総監と防衛大臣もさんかしてはるなぁ。」

道玄「……」

雲水「……」

ガヤガヤガヤガヤ…
ガヤガヤガヤガヤ…

弩躬「……」

「気がつかれましたか、あれは九頭竜家と百目鬼家ですよ」

「二大武家か…。いまの時代に武術など…」

「ほほ、およしなさいよ。」

ザワザワ…ザワザワ…
ザワザワ…ザワザワ…

柳「……」

鳳「お隣失礼するわね」

柳「おやおや…」

鳳「お久しぶりです」

柳「ほーほっほ。私も色々見てきたがアンチエイジングがここまでの生き物はアンタだけだ。」

鳳「女はいつまでも美しくありたいものですわ。」

ザワザワ…ガヤガヤ…
ガヤガヤ…ザワザワ…

楓子「……」

「どうやら兜馬お社長様はこないようですぞ」

「はぁ?なら代表抜きで会議をするのか?」

「なんでも、ほら、息子が代理をつとめるらしいわよ」

「あの鬼子を代理に?なにを考えている…」

「小鳥遊の名も落ちたものだ…。あの鬼子がでしゃばるからおかしくなる。喧嘩屋や探偵の真似事をしているらしい」

「野蛮な…。上にたつものがそんなことをしているから……十神将など暴君たるくだらない存在を…」

近藤「口を慎まれた方がよろしい。」

「は?」

近藤「勘違いをなされている。暴君と闘技者は違う。」

ザワザワ…ザワザワ…

楓子「師匠…悠代理や梔師範代、十神将の方々は並外れた闘争心の持ち主やよ。超の付く一流。彼らの心の内に棲む殺生本能(キラーインスティンクト)は生易しいシロモノじゃないやよ」

「「「……」」」

ザワザワ…ザワザワ…
ガヤガヤ…ガヤガヤ…

弩躬「もちろん、指導者の地位をもつ方々です。決して自分からは喧嘩を売りません。売りこそしないが……あの人らは決して火種を逃さないぜ。だから、いらないことくっちゃべってると……大変な事になるぜ」
「「「……」」」

ガヤガヤガヤガヤ…
ガヤガヤガヤガヤ…

柏「……」

光臣「柏さま、無礼な輩が居るようですが」

柏「言わせとけ、直接いえないクズだ。」

カンカンカン!
シン……

梔「皆さまお待たせいたしました。」

悠「これより、親族会議を始めさせていただきます。なお、今回は我が父小鳥遊兜馬が出席できないため、父に代わり、わたくし小鳥遊悠が代理を勤めさせていただきます。」

柏「なお、八雲家当主は体調不良のため欠席とさせていただきます。」


梔「それでは…まずは、ご挨拶から……」

悠「(こっから一時間が地獄だな…)」
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