ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(7/14/夜)ー

紅「仮病って……どゆことだ?」

悠(女)「親戚の大きな集まりがあるんだよ。」

ともき「うん」

悠(女)「それに参加したくないから、まだ治ってないっていってるんだよ」

ともき「え、じゃあ治ってるのか?」

悠(女)「アバラ骨のヒビと高血圧以外は治ってるよ」

紅「高血圧?」

悠(女)「鬼状態は心臓の動きをあげまくって血液の造血と循環を引き上げる。だから鬼状態中の血圧なんか下手したら300超えるんじゃないかな」

ともき「死ぬだろ」

悠(女)「死ぬね。血管が切れる可能性、心臓肥大から心臓破裂他…」

紅「でも、高血圧だけなんだろ?」

悠(女)「駒狸さんと水仙婆ちゃんが毎日、鍼うってくれてるしな。」

ともき「それでも、アバラのヒビとか、十分重体じゃないか?」

悠(女)「重体なら出歩きませての」

紅「あ、それもそうか。けど、親戚に会いたくないって悠なら普通に拒否るんじゃないか?」

悠(女)「今回の集まりはでかいんだわさ」

ともき「でかい?」

悠(女)「どういうわけだか知らんけど、東本家、西本家だけでなく。分家と親戚類も集まるらしいんだ。」

ともき「かなり賑やかそうだな。」

悠(女)「そりゃ賑やかだろうけど、鼻つまみ者である小鳥遊悠という人間には肩身の狭い話だ。」

ともき「参加したくないのはそこか」

悠(女)「そこ以外ないさ。ま、あーしにゃ関係無いから良いけどねん」

ともき「ゆうは行かないのか?」

悠(女)「色々めんどくさいじゃん」

ともき「お前がそれなら悠も同じだろ」

悠(女)「今回は断れないんだよ。なにせ梔姉さんからのご招待だからな。」

紅「あの人のいうことは聞くよな。」

悠(女)「梔姉さんには昔から色々世話にもなってるし、どうしても頭が下がるんだよ。」

ともき「数少ない人だな」

悠(女)「あーしはともきのお願いなら聞いちゃうよ?」

ともき「じゃあ下ネタ禁止な」

悠(女)「え、なに、聞こえない」

ともき「この野郎…」

悠(女)「女だよ。ほれ、触ってみ?ん?」

紅「じゃあ、遠慮なく」

モニモニ…モニモニ…

悠(女)「うーん…ともきにいったんだけどな」

紅「じゃあ、ともき左揉んどく?」

ともき「揉まないから」
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