ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(7/10/夜)ー

悠「はあぁ…お酒は偉大だなぁ。」

ゆうな「お医者さんの学校?」

ともき「それは医大だ。」

澪「出しといてなんだけど飲んでいいのか?」

悠「これを飲むのが一番の妙薬だ。」

ゆうな「夏の風物詩。素麺と一緒に」

ともき「それは茗荷(みょうが)だ」

美喜「……」

ポン!
悠「うぐっ!?」

美喜「肩触っただけでそんなに痛いの?」

悠「やめてくれよ…。まだ歩いても痛いんだから。」

ともき「出歩くなよ…」

悠「だーって、家だと駒狸さんがアルコール禁止令してるんだもん」

ゆうな「アンコール禁止令?」

ともき「なににアンコールする。っていうか無理矢理すぎだ。」

亮「身体が治る間くらい我慢しろよ」

悠「初日と次の日は我慢したし。お酒の妖精が…『悠くん、飲まないと身体に毒よ。飲んで飲んで』って問いかけてくるんだよ。」

ともき「駄目だコイツはやく何とかしないと」

駒狸「そんなことあるわけないじゃないですか!」

悠「うわお。駒狸さん、どうしてここに。」

駒狸「鍼が終わって出掛けたから見に来たんです。さ、帰りますよ。」

悠「後生だからこのいっぱいだけ。」

駒狸「駄目です!悠君のいっぱいは1じゃなく、沢山のいっぱいなんだから。」

ともき「あはは。バレてるな」

悠「笑うんじゃ有馬温泉!」

亮「なにいってる…」

ゆうな「笑うんじゃ有馬温泉…。ぷふふ」

ともき「受けてるよ…」

駒狸「いきますよ」

悠「ちょ…引っ張らないで痛いから!手も痛いから!」

ゆうな「お父さんバイバーイ」

悠「お父さんいうなー!」

ゆうな「私はゆうなー!」

ともき「怪我の治りも近いな。」

亮「だな。」

ゆうな「えー…」

ともき「なんだ、嫌なのか?」

ゆうな「お父さんは弱ってるくらいが一番の輝くって稲葉さんがいってた」

ともき「……あんまり、稲葉のいうことを鵜呑みにしない」

ゆうな「お茶飲むの?」

ともき「それは湯呑み。」

亮「っていうか、この距離でなんで聞き間違える。」

ゆうな「んー……ノリ?」

亮「ノリて…。っていうか、本当に悠の娘っぽいな。」

ゆうな「恐縮です。母はこちらに」

ともき「誰が母やねん。」

ゆうな「私の中ではともきさんが本命。次いで摩耶くん、優希さん、鈴猫さん。大穴で寅さん。」

亮「男ばっかりだな」

ともき「鈴猫さんのランクインが救いなのかどうか反応に困るな。」

ゆうな「お母さん随時募集」

亮「なんか怖いぞ」

ともき「……悠(女)は?」

ゆうな「あのひとはお父さん。ほぼ同じひとだし。」

亮「悠も悠(女)もお父さんで…ともきでもともき(女)でもお母さんか?」

ゆうな「いえす」

ともき「あたま痛くなってきた。」
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