ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(7/8/昼)ー

悠「っ…はぁ…」

澪「おま…顔色悪いぞ?」

ともき「だろ。俺もビックリした。ずっとこうなんだよ。」

悠「どうにも痛い…痛みがひかない。」

澪「病院行けマジで。」

悠「……」

ともき「いや、黙るなよ。」

悠「病院なぁ…んっ…はぁ…」

ともき「調子悪いんだろ。」

悠「少し寝たら回復するって」

澪「そういって昨日も全然だっただろ。」

悠「寝がたりないんだよ。」

ともき「そんな問題じゃ無いだろ。っていうか、何処がどういう風に痛いんだ?」

悠「首から下が全部痛い。いや、顔も痛いけど。」

ともき「全身じゃないか。」

道玄「顔面に膝を受けた。痛いに決まってるだろ。」

悠「おっさん……あー?なんで知ってる?」

道玄「知らんのか?お前と右京山の動画が流れてるぞ。」

悠「マジか…いや、なんでだ…何処で誰が撮ったんだ…」

道玄「知らん。それよりどのくらい痛む」

悠「痛くないし。全然余裕だし。」

道玄「……」

コツン…
悠「ぐおあっ!???」

道玄「痩せ我慢も大概にせんと死ぬぞ。」

ともき「お、おい。」

悠「っ…はっ…あぁ…」

道玄「触れるだけで痛いんだろ。」

悠「っ……お、おっさんやって良いことと悪いことが有るぞ…」

ともき「お前、マジで病院いけよ」

悠「……」

道玄「行っても無駄だ。治療出来ないんだからな。」

澪「どういう意味?」

道玄「打撲やら、裂傷はどうにかできるが…こいつの痛みは中だ。筋肉の筋や関節に薬を刷り込めるならどうにか出来るがな。」

ともき「?」

道玄「翠龍剄というのをコイツは使った。それは自身に毒を蝕ませる変わりに力を得る術だ。」

悠「解りにくいんだよ。関節に空気を送るでいいじゃんか。」

ともき「つまりどうなるんだ?」

悠「関節の間に空気を含ませれたら稼働域が約二倍になる。つまりは超柔軟と超運動能力が使える」

道玄「ただし、関節エアークッションを仕込むとき激痛が走る。繋がってる骨と骨の間に無理やり空気玉を入れるわけだからな。それが終わっても空気玉が潰れる度、痛みは走るし、当然神経や筋肉を傷つける。コイツは今全身筋肉痛状態だ。」

悠「ご説明どーも。」

ともき「もう寝てろ。」

悠「寝てるのも痛いんだ。あばらとか」

道玄「折れてるからだろ。」

悠「ヒビだヒビ。多分…」

道玄「無理やり風を体内に入れたりするから内臓も傷つけてるだろ。」

悠「血尿は出た。まぁ、これはしこたま殴られたからのもあると思うけど」

ともき「……言いたくないが。代表していうぞ。」

悠「あー?」

ともき「お前は……やっぱりマゾだ。」

悠「なんでやねん。」
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