ｰラスタ･ラヴ(7/7/夜)ｰ

悠「……」

美喜「アンタ…寝込むほどなら病院行きなさいよ」

悠「ただの回復(じゅうでん)中だ。もう少し横になってれば家に帰るくらいは動けるようになる。」

澪「いや、一時的な回復じゃなくてちゃんと治療しろよ。」

悠「そのうちにな。少し寝る。」

ゆうな「私も寝る。」

悠「お前は帰れよ」

ゆうな「今日は七夕だから大丈夫」

澪「意味がわかんねぇ…」

鈴猫「こんばんわ。」

美喜「いらっしゃい。」

ゆうな「お父さん、毛布欲しい」

悠「なんでお前がメインで寝てるんだよ」

鈴猫「お父さん！？」

悠「あ、鈴猫。ちぇきばん。」

鈴猫「こんばんわ。じゃなくて、悠…その子は？」

ゆうな「？」

悠「コイツは……なんだろうな。」

ゆうな「私はあなたの娘。」

悠「はいはい…。」

鈴猫「娘…」

美喜「真に受けすぎでしょ。」

悠「そこが鈴猫の良いところだろ。」

ゆうな「もしかして、お母さん？」

悠「なにをどうしたらそうなった。」

ゆうな「すごく優しそう」

鈴猫「え？え？」

澪「優しいのは大正解かな。」

鈴猫「えぇ、そ、そうかな。」

ゆうな「甘えれそう」

美喜「甘えれるわよ」

鈴猫「そんなことは…」

ゆうな「家庭的そう」

悠「料理はできないらしいぞ。」

鈴猫「……」

ゆうな「お父さん酷い」

悠「え、おれ？」

鈴猫「大丈夫…気にしてないよ。本当の事だから…」

澪「めっちゃ気にしてるよ」

悠「なんか、すまん。」

美喜「わき腹殴っていいわよ」

悠「今、それされたら本気で死ぬぞ。」

ゆうな「それは困る。」

悠「っか、本気で回復タイム入るから、鈴猫。ゆうなの相手頼んでいいかな。」

鈴猫「あ、うん。いいよ。」

悠「ゆうな。このお姉さんは鈴猫さんだ。あんまり迷惑かけるなよ。」

ゆうな「把握。」

悠「う～…痛てて…」

ゆうな「鈴猫さん」

鈴猫「はい？」

ゆうな「甘えていいですか。」

鈴猫「え、い、いいよ？」

美喜「断ることおぼえなさい。」

鈴猫「あはは。」

ゆうな「じゃあ、膝お借りします」

鈴猫「あ、寝るの？」

ゆうな「あ……すごい柔らかい…気持ちいい。」

鈴猫「そ、そう？」

ゆうな「あ、おへそ。」

ﾂﾝﾂﾝ…ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ…

鈴猫「にゃうっ//」

ゆうな「ここもやわらかーい。」

ﾂﾝﾂﾝ…ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ…
ﾂﾝﾂﾝ…ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ…

鈴猫「く、くすぐったい～」

美喜「やっぱり親に似るのね。」

澪「行動パターンが同じだなぁ。」

悠「zzz…zzz…」

ゆうな「おへそにこんな魅力があるなんて…感激です」

鈴猫「そ、そう…。」