ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(7/4/夜)ー

悠「うーむ…髪が伸びてきたな…。」

雲水「ワサワサじゃねーか。」

悠「フサフサといってくれ。」

美喜「アンタの場合、伸びてきたの基準が解らないわ。」

悠「今は上唇にかかると伸びてきたラインだな」

雲水「切れきれ。切っちまえ。うとっえしいだろ。」

悠「うわ、やめろ!オッサン!引っ張るな!」

雲水「がははは。」

悠「笑って済ませんな!」

道玄「雲水、居るか?」

雲水「おう。道玄遅かったな。」

悠「なんだ、オッサン同士で待ち合わせてたのか。」

道玄「小僧…。」

悠「あー?なに?」

道玄「…………神姫とは仲良くやってるか。」

悠「仲良く……やってるのかな。」

道玄「なら、問題ないな。」

悠「無いのかよ…。」

雲水「細けぇこたぁいいんだよ。なぁ、道玄」

道玄「お前は大雑把も過ぎるがな。」

雲水「がははは。いわれちまったぜぃ。」

道玄「ふん。まぁいい、行くぞ。」

雲水「おうよ。じゃあな坊主。その髪さっさと短くしろ。なんなら、俺と同じ髪型にしちまいな」

悠「モヒカンなんかにするか!」

美喜「今よりマシじゃない?」

悠「え…おれの髪型ってモヒカン以下なの?」

美喜「モヒカンはまだ似合うタイプがいるけど、悠の髪型は気持ち悪いかウザいの選択しか無いでしょ。」

悠「いやいやいや、それだけってのは酷いだろ」

亮「うーす」

悠「だよなぁ?」

亮「なにが?!」

悠「酷くないよな」

亮「だから、なにがだよ」

悠「おれの髪型」

亮「酷いなぁ」

美喜「ほら」

悠「うぉい!」

亮「冗談だよ。」

悠「信用ならんなぁ」

摩耶「僕は悠くんの髪好きだけどね。」

悠「おれの味方は摩耶だけだ。キスしていいかな。」

亮「いや、その前にツッコむことあるよな」

悠「いきなり突っ込むのは…やっぱり徐々にならしていかないと」

亮「なんの話をしとるんじゃ」

摩耶「僕は悠くんになら…///」

亮「摩耶くん!?」

摩耶「あはは。冗談だよ。」

悠「……」

美喜「悠?」

悠「お、おおぅ。不意打ち過ぎて婚姻届の段階までいってた」

亮「今のあいだにそこまで妄想したのか…」

悠「こんなに可愛い摩耶にいわれたら仕方ない」

摩耶「あはは」

亮「摩耶くんも笑い事じゃないよな…」

悠「しかしだな、恋する乙女は無敵だと…」

亮「摩耶くんは乙女じゃねぇ!」

摩耶「漢女でもないよ?」

悠「あかん…その漢女はあかんのや…」

亮「なぁ、俺のツッコミじゃあこれ以上はきついんだけど」

摩耶「あと一時間」

亮「喉潰れます!」
20/100ページ
スキ