ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(7/3/夜)ー

悠「……ちぇき」

ともき「ん?どした?」

亮「雨だったのに元気ないな」

悠「ヒルガオが全滅した」

澪「ヒルガオ?」

悠「花だよ。ヒルガオ科ヒルガオ属のつる性多年草。英名はジャパニーズバインドウード」

澪「そこまで詳しい説明は聞いてないけど、そのヒルガオが全滅したのか?」

悠「鉢植え出したままだってなぁ。水没しちゃったんだよ…。あーくそ、あんな雨降るとは思わなかったしなぁ」

ともき「ヒルガオってどんな花だ?」

悠「アサガオより花が小柄で、花の色も少ない、薄いピンクか白だけの花だよ。名前通り、昼間に咲いて夕方には花を閉じるんだ。」

ともき「ユウガオってのもあったよな。」

悠「ああ。はぁ、結構ショックだわ。」

亮「悠も好きだよな。」

悠「女?」

亮「いや、花とか野菜育てるの」

悠「ああ、趣味だからな。」

ともき「趣味の範囲を著しく超えてる気もするけどな。」

悠「趣味と実益を兼ねれるなら良いことじゃないか。」

ともき「そりゃそうだな。」

悠「ただ趣味もあまり調子にのったらいけないのは最近学んだけどな」

ともき「どうし…」

悠「むっ…」
バッ…

澪「ん?」

社「こんばんわ。悠くん来ていないかな?」

澪「悠なら…」

亮「見てま…」

ともき「すん…」

社「どっち!?」

ともき「えと、悠になにか用事ですか?」

社「あぁ、あのね。そろそろ現行出来たかの進行具合を聞きたいだけど……。」

亮「連絡がとれない」

社「そう」

ともき「会えもしないからここに居るかと思って立ち寄ってみた」

社「そう」

澪「なるほど…」

悠「(ダメ、無理、居ない)」

澪「……今日は見てませんね。」

社「そうかぁ…。じゃましてごめんね。次は凛さんのお店覗いてみようかな。」
澪「……」

亮「……」

ともき「……いったぞ」

悠「はあぁ、セーフ。」

亮「コラムの原稿できてないのか?」

悠「まったくこれっぽっちも。」

ともき「おいおぃ…」

悠「しゃーねーべ。今回はなんもネタ無しの状態で書けっていわれたし。」

ともき「いつもはネタあるのか?」

悠「無い方が多々あるな」

亮「その原稿っていつまでなんだ締め切り」

悠「20日くらいだったと思うけど……。あーどーしょーかなぁー。やる気がないときはネタも見つからないしなぁー」

ともき「わりとまずいのか?」

悠「最悪、店紹介の手はあるけど……」

ともき「店紹介?」

鈴猫「こんばんわ」

悠「例えは西口の花屋の看板娘がいい感じとかをちょこちょこな」

鈴猫「ふぁい!?」
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