ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(7/2/夜)ー

恵瑠「聞いてくださいよ~。悠センパイ全然メール返信してくれないんですよ!」

ともき「悠はメールの返信どころか、電話にも出ないタイプだからあまり深く期待しない方がいいぞ」

恵瑠「えぇ~なんですかそれ…」

ともき「携帯不携帯なんだよ。なぁ?」

澪「不携帯どころか昨日なんか落としてたぞ」

ともき「もはやそのレベルか。」

恵瑠「一応聞きますけど、私が嫌われてるとかじゃ…」

ともき「あぁ。それは無いよ。誰が誰でも同じだから。」

恵瑠「ほっ…」

澪「ともきでもそうなのか?」

ともき「なにが?」

澪「いや、電話かけたら出るのか?」

ともき「出ないぞ。最近なんか朝のモーニングコールにすら出なくなったぞあの野郎。」

恵瑠「モーニングコールしてるんですか?」

ともき「してるんです。けど、最近は真桜ちゃんが出るから何してるのか解らなくなってきてる。」

恵瑠「真桜ちゃんて誰ですか!悠センパイひとり暮らしなんじゃないんですか?」

ともき「お、落ち着けって…」

紅「よーす。なんか楽しそうだな。」

ともき「あ、紅。ちょうど良かった。ちょっと悠の家のこと説明するの手伝ってくれ。」

紅「悠の家のこと?ハーレムか?」

恵瑠「どーゆーことですか!!」

紅「うぉビックリした。あ、え?えーと…見たことある……あ!オタマジャクシ!」

恵瑠「カエルです!」

ともき「惜しいのか違うのか微妙な間違いだな…」

紅「なんで、アイドルが居るんだ?」

ともき「後輩なんだ」

紅「おー、アイドルが後輩とかすごいな」

恵瑠「そんなことどうでもいいんです!ハーレムってなんですか!」

ともき「自分の職業を否定したよ…」

紅「えー…真桜の嬢ちゃんと駒狸の子猫ちゃん、それにデコのお嬢ちゃんとカゲコの子猫ちゃん、マリオの猫さんがいるんだよ」

ともき「分かりにくくなったし、マリオも含めたか」

恵瑠「五人の女性と同棲してるんですか!?」

紅「そうだな。」

ともき「いや、マリオは猫だから。まぁ、それでも女子率は高いな。」

恵瑠「ガガーン…」

紅「っても…まぁ、悠にはあんまり関係ないだろうけど」

恵瑠「……どういう意味ですか?」

ともき「そのままの意味かな」

紅「だよな」

恵瑠「?」

紅「まぁ、悠と仲良くなりたいなら手っ取り早い方法があるぞ」

恵瑠「どんな……方法ですか?」

ともき「あ、落ちが読めた。」

紅「拳で語る。ぶん殴りあえばすぐに仲良くなれるぞ。」

恵瑠「ビーバップハイスクールじゃないんですから…。」
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