ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(6/29/昼)ー

鈴猫「今年は空梅雨(からつゆ)だね。」

美喜「そうね。」

澪「今日は最高気温30℃いくらしいですよ」

美喜「まさに夏日ね。」

鈴猫「苗木が枯れないようにしないと…」

澪「やっぱり熱に弱いんだ」

鈴猫「うん。特に…」

悠「野菜にしろ花にしろ苗ってのはレベル1だからな。真夏日なんかほんの一時間水をやり忘れただけで枯れたりするぞ」

澪「出たな家庭菜園マスタ……」

悠「四季のセクハラマスターさ。今は、へそハンターでもある。」

美喜「なにバカいって……なにそれ?」

悠「なに?」

美喜「小脇に抱えてるの」

悠「キノコが生える前に連れ出した真桜さんだ。」

真桜「幼女にキノコとか卑猥すぎるなの」

悠「なんのキノコだ」

真桜「なんかのキノコなの」

鈴猫「何の話をしてるのよ」

悠「ナニの話しかな。」

美喜「投げるわよ」

悠「なにを!?」

美喜「ガラスの灰皿」

悠「それ洒落にならないから。よいしょ」

澪「ずっと担いでたのか?」

真桜「ずっと担がれてたなの」

鈴猫「歩きなさいよ…」

真桜「太陽さえ消えてくれたら歩いてやるなの」

鈴猫「むちゃくちゃね」

真桜「るせぇぞ淫乱メス猫が……なの」

鈴猫「いつにも増して口が悪い!」

真桜「お前は顔が悪いなの」

鈴猫「そ、そこまで酷くないわよ!」

悠「すまん。真桜と鈴猫がブチキレて喧嘩祭りになる前に冷たいのを出してやってくれ」

美喜「アイスフロートでいいかしら」

真桜「素晴らしいなの」

鈴猫「現金な娘よね」

悠「まだ、行動してくれだしたぶん全然いいさ。」

鈴猫「真桜連れ出して何処いってたの?」

悠「服見に。」

鈴猫「夏着?」

悠「夏着っか…あの紙みたいにうすっぺらいワンピばっかりだからな」

鈴猫「そういえば…真桜ってあのうす緑のワンピしか着てなくない?他に無いの?」

悠「いや、ちびっとはあったはずだが。なんでかアレばっかり着てるんだよな。」

真桜「……このワンピースは真桜が悠に買ってもらったものなの。だから、思い入れのある品なの。」

鈴猫「真桜…」

真桜「ほら今真桜の好感と人気がうなぎ登りなの。」

悠「おれはそれを聞いてどういう気構えで居たらいいんだ。」

真桜「真桜が16になったら抱く気構えでいたらいいなの。」

悠「十年はえぇよ」

真桜「つまり十年待てば抱いてくれるんだななの」


悠「そーきたか…。」

鈴猫「子供が抱くとか抱かないとかの話しない!」

真桜「嫉妬狂いはウザイなの。」

鈴猫「コイツは…」

悠「なんで鈴猫が嫉妬するんだ?」

澪「悠はちょっと黙ってた方がいいな。」
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