ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

悠「zzz…zzz…」

澪「人間寝ようと思ったらいつまででも寝れるみたいっすね」

美喜「悠を見てると堕落とか惰眠とか怠惰とかって言葉しか浮かばないけどね。」

澪「怠惰より暴食って気がします。」

悠「……お前ら、なに七つの大罪のうち二つも背負わせてくれてるわけ?」

美喜「起きてたんだ。」

悠「起きたんだよ。」

澪「とりあえず、寝袋からでろよ。イモムシじゃないんだから」

悠「けっこう動けるべ?」

澪「這うな、這うな」

美喜「完璧イモムシね。」
悠「さて、目覚めになんか作ってくれ。」

澪「迎え酒は止めろよ。本気で肝臓ぶっ壊れるぞ。ただでさえ血糖値もプリン体も高いのに…」

悠「おま、リアルな事言うなよ。人聞き悪いし、冗談と思われないだろ。」

美喜「はい、スクリュードライバー」

スクリュードライバー
15度中口ビルド

ウオッカ45ml
オレンジジュース適量
スライスオレンジ

氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ、冷えたオレンジジュースで満たして軽くステアする。

澪「オーナー…ウォッカベースって…」

悠「流石に…寝起きにウォッカ系は…ちょっと」

美喜「飲まないの?」

悠「いや…」

美喜「飲まないの?」

悠「……」

美喜「飲ま」

悠「いただきます!いただきますよ!」

澪「うわ…一気に空けたよ」

美喜「アホね。」

悠「ブッフ!おま、飲ましといてアホて」

美喜「誰も一気に飲めなんていってないでしょ。」

悠「そうだな。」

澪「認めるのか」

悠「ところで関係ない話なんだけどさ」

澪「なんだ?」

悠「夏休みって何して過ごしてる?」

澪「普通に遊びいったりだな。」

美喜「私は家で過ごしてたのが多かったわね。森ガールだし。」

悠「あははは。」

美喜「なんで、爆笑した?」

悠「猛暑日が続いてるし熱中症には気を付けないとな。」

美喜「おい。ナチュラルにスルーするな。」

澪「オーナー、落ち着いて…それで、なんで夏休みの話を?」

悠「いや、今年はどう有意義に過ごそうかと思ってな。参考までに聞いた。」

澪「っか、悠はどんな風に過ごすんだよ。」

悠「夜通し起きて昼間で寝る。」

澪「堕落してるなぁ」

悠「あと、池袋でナチュラリズムを観察」

澪「ナチュラリズム?」

悠「夏場は薄着になるだろ。ガードがゆるんで胸や下着見放題だ。」

澪「……」

悠「なんだよ。その目は、澪だって、見たいだろ!見たくないなんていってみろ俺は激怒するからなこのリア充が!」

澪「意味の解らん逆ギレするな!」

美喜「はぁ…バカね。てゆーか、バカね。」

悠「二回言うな。はぁ…どっかに可愛い妹系の女の子落ちてないかな。」

澪「ねぇよ。っか、落ち着いてたら怖ぇよ!」

悠「即おもちかえり~だろ?」

澪「即救急車だろ」

悠「いや、まずは人口呼吸から。」

美喜「暑くて頭沸いてるのね…。」
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