ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(6/25/夜)ー

拳二「たっかなしく~ん。お金はらって♪」

悠「払ってやるから顔面本気でぶん殴らせてくれないか?」

拳二「そしたら俺ぁ、更に殴んぞ」

悠「だったらおれは更に更に殴る」

拳二「だったら、俺ぁ、更に更に更に…」

崇「アホかお前らは」

悠「アホはコイツだ。」

拳二「あぁん?テメーも同じようなこといってんだろが!」

悠「お前にあわせてやっただけだ。」

崇「だから、両方アホだといったんだ。なぁ、ともき」

ともき「まさかの俺!?」

崇「いつものツッコミが入らなかったから振ってやったんだ」

ともき「いや、割り込んだらダメな感じでしたし」

崇「あいつらに遠慮することはない。」

拳二「いや、遠慮するときはしろや。」

崇「その言葉は熨斗をつけてお前に叩き返してやる。」

拳二「俺ぁ、そんなこたぁねぇよな?」

悠「ハッキリいっていいか?」

拳二「おう、いったれ。いったれ。」

悠「お前も崇も人にムチャ振りし過ぎだし。遠慮も無さすぎだから。」

拳二「かっかっか。そぉーだったかぁ?」

崇「悠」

悠「あー?」

崇「俺は仲介しているだけだ。その依頼を請けるかどうかはお前次第だ……っと何度と無しにいってあるはずだろ。」

悠「まあ、それは否定できないけど…。いつもいきなりだし…。そもそも…」

崇「ぐだぐだ五月蝿いぞ。まぬけ」

悠「もうお前とはしゃべらねーよ!!」

ともき「子供かよ…」

悠「子供だよ!」

拳二「かっかっか。ガキだ。ガキ。」

悠「ガキじゃねぇ!」

ともき「どっちだよ。」

悠「……」

拳二「俺ぁから見たらお前ら全員ガキだがな」

崇「お前はジジイだからだろ」

拳二「ジジイは言い過ぎだろ!?」

悠「四十過ぎのオッサンだろ」

拳二「まだ二十代だ!」

ともき「(それは本当に信じられない…)」

崇「まぁ、確かに見た目はオッサンだがお前は若いよ」

拳二「ったりめぇよ!」

崇「中身はガキだしな」

悠「ガキっか猿?」

拳二「いわしたろかお前ら~~!」

悠「っか、さっさと今月の家賃受け取ってくれないか?」

拳二「来月から倍だかんな!」

悠「無茶いうなよ。こちとら年中金欠のキチキチだぞ」

崇「くっくっく」

悠「お前も笑ってんなよ」

ともき「大変だな。」

悠「大変だよ。このままじゃ、新の給料を大盛りから並み盛りおかわり無しにしてもらわんとな。」

ともき「どんな給料だ…」

悠「餌代ともいうかな。あ、はなちゃんにはちゃんと支払ってるよ。ただ総計したら新の食事代のが高いのが恐ろしい事実」

ともき「どれだけ食うんだよ。」

悠「おれの中の大食いベスト5に入るのは確かだ。」
ともき「ちなみに1位は?」

悠「ミハイル。あのガキの食欲は尋常じゃなく、真の意味で異常だ。」
6/100ページ
スキ