ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(6/22/夜)ー

悠「ちぇき。」

美喜「いらっしゃい。それじゃあ、澪、引き継ぎよろしく。」

澪「はい。お疲れさまです」

悠「交代か?」

澪「あぁ。それにしても…なんかボロボロだな。」

悠「昨日床にめり込んでな…」

澪「なんだそれ」

悠「頭の上から得体の知れない力が働いておれを押し潰してくれた。」

澪「うん、そういう意味で聞いたわけじゃない」

悠「うしゃしゃしゃしゃ」

澪「久しぶりに聞いたよ。」

悠「うん?」

澪「お前の不気味な笑い声。」

悠「鳥の囀(さえず)りのように耳障りの良い声だって?ありがとう。」

澪「バーカ。」

悠「あー?」

澪「良かった。聞こえてたんだな。耳がおかしいのかと思った。」

悠「澪ちゃん、久々に対で話したら、いってくれるじゃないですか」

澪「そういえばそうだな。」

悠「二人っきりね…」

澪「気持ち悪いからやめろ」

悠「じゃあ、気持ちよくしてやるから脱げよ。」

澪「例え気持ちよくなれたとしても脱ぐかバカ野郎」

悠「いや、脱げとはいったが……。おれも実際には男と寝たことは無いんだ。だから、ハッキリ自信を持って気持ちよくさせてやれるかどうかは……」

澪「そんな真面目な解答されても困る。っていうか、寝る前提で話するな」

悠「うしゃしゃしゃしゃ」

澪「このシラフ酔っぱらいめ」

悠「それは初めていわれた。」

ともき「よっす。」

亮「うっす」

澪「助かった。ともき、そこのシラフ酔っぱらいの空いてたのむ」

ともき「シラフ酔っぱらい?新しいあだ名が増えたな。」

悠「おれが酔ってるのはともきにだけだよ」

ともき「寝言は寝て夢の中でいえ。」

亮「さすが、手馴れてるな。」

悠「おれの旦那だからな。」

ともき「嫁だよ。って、嫁でもねぇよ!!」

亮「今自分でいったな。」

ともき「…軽いミスだ。」

悠「照れて、か~わ~い~ぃ~」

ともき「澪、カセットコンロあるか?」

澪「あるけど、鍋でもするのか?」

ともき「いや、隣の奴の顔に押し当ててやろうかと」

悠「カセットコンロの極み!?」

澪「なるほど、わかった。」

悠「わかるなよ!」

亮「頑張れ」

悠「頑張ってどうにかなるもんじゃないから!」

ともき「半分は冗談だ。」

悠「半分は本気なのね…。やられるまえに犯ってやろうか」

ともき「その字はやめろ…」

悠「ともきとならいいよ」

ともき「俺はお断りだ」

悠「ただ、おれも実際には男と寝たことは無いんだ。だから、ハッキリ自信を持って気持ちよくさせてやれるかどうかは……」

澪「さっきもいったよなそれ。」

ともき「カセットコンロじゃなく、焼けた鉄板のうえで土下座させるか」

悠「焼き土下座は勘弁」
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