ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~3

ーラスタ・ラヴ(6/21/夜)ー

炎銃「あー…雨だな。」

宮塚「……だな。」

炎銃「なぁ、お前って俺の誘いには結構乗るよな。」

宮塚「うるさいからな。」

炎銃「あぁ?」

宮塚「それでなんだ。」

炎銃「一ヶ月に二、三回休日に誘っても断るときあっけど、なにしてんだ?」

宮塚「……秘密だ(児童園に手品を見せにいってるとは口が裂けてもいえるか)」

炎銃「ははぁ~ん。さては…」

宮塚「…なんだ?」

炎銃「鍛練してんだろ。」

宮塚「……バレたか。」

炎銃「くっくっく。お前は見えない部分が多いが、そーゆーところは抜け目がねぇからな」

宮塚「……まぁな。」

炎銃「だが、嫌いじゃねぇぞ。そういう向上心のあるヤツはな。」

宮塚「……」

美喜「アンタらって、そんな話しもするのね」

宮塚「コイツが一方的にな」

炎銃「お前が喋らねぇから話ふってやってんだろうが」

宮塚「…らしいぞ」

美喜「付き合えば?」

宮塚「断る。」

炎銃「俺の台詞だよ!っていうか、お前って女に興味あるのか」

宮塚「……普通。」

美喜「年下?年上?」

宮塚「年下だ。絶対に!」

炎銃「そ、そうか…」

崇「なんだ。宮が声を張り上げてるとは珍しいな」

炎銃「あ、崇さん、お疲れさまです!」

宮塚「コホン、KING、お疲れさまです。」

崇「あぁ。それでなんの話をしていたんだ?」

宮塚「いえ、大した話題では…」

炎銃「いやね。宮塚に女の影がねぇんでどんな女が好みか聞いてみたんすよ。そしたら年下と断言してね」

崇「ほう…。それは初耳だな」

宮塚「いえ、本当に気にしないでください。」

炎銃「まぁ、確かにこんなつまんねぇ話は置いといて崇さん飲みましょうや。おい、美喜。崇さんにワイルドターキーだせよ」

美喜「はぁ、うるさいわね…。」

崇「そうだ。炎銃、宮塚、お前らどっちか明日時間あるか?」

炎銃「ありますよ。っていうか、崇さんのためなら時間なんか作りまくりますよ」

宮塚「なにかご依頼が?」

崇「八番が人手が欲しいと連絡を寄越した。」

炎銃「八…番……。」

宮塚「八番…」

崇「時間があるなら手を貸してやれ。」

炎銃「えーと……いつもなら八番の相手は本郷がするじゃないっすか。」

崇「本郷は別件がある。」

宮塚「八番の件は急用で?」

崇「本人はそういっていたな」

炎銃「……」

宮塚「……」

崇「嫌か?」

炎銃「正直……八番には関わりたくないっすね」

宮塚「……紅を行かせるのはどうですか?」

崇「それでも構わない。取り合えずNo.sの中で八番の手伝いにいけるヤツを明日の正午までに決めておけ。」

宮塚「もし決まらなかったら?」

崇「八番の運が悪かっただけだ」

宮塚「KINGもやっつけですね…」
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