ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(6/19/夜)ー

六花「台風だねー。」

澪「そうだな」

六花「こんな日は……カラオケいきたいなー!」

澪「なんでだよ。関係ないよな」

六花「嵐を歌でふきとばせー!」

澪「はは…リッカならできそうだな」

六花「じゃあ、そういうことで澪さん。カラオケ奢ってください。」

澪「そういうことでの意味がわからない」

六花「なんならオールでもいいっすよー」

澪「俺が嫌だ。」

六花「マイク離しませんよー?」

澪「代われよ!独占かよ!」

六花「ワイルドだろー。」

澪「なにをいってんだ…」

紅「うーす。」

六花「あ、紅さん、ちーす」

紅「おー、リッカ。うーす。仕事サボりかよ」

六花「今日はもうお店閉めてるからサボりじゃないですよー。」

紅「ああ、なるほどな。来といてなんだけど、ここは閉めないのか?」

澪「ヤバそうになったら閉めるけど。まぁ、その場合はオーナーが泊まり込むんじゃないかな」

紅「あぁ。なっほど」

六花「それより、カラオケいきませんかー?」

紅「この天気にか?」

六花「こんな天気だからですー!」

紅「うーん、まぁいいぞ。」

六花「よーし。」

拳二「邪魔するぜ」

澪「あ、いらっしゃい。」

拳二「あ~…最悪だぁ。こんな日に集金なんぞしてられっかよなぁ。」

澪「お疲れさまです。」

拳二「む…煙草がねぇ。兄ちゃん、まだストック有ったか?」

澪「ちょっと待ってくださいね……あ、ラスイチです。どうぞ。」

拳二「おう、また補充しといてくれな。釣りはいらねぇから。」

澪「どうもです」

紅「拳二のおっさん羽振りいいな」

拳二「かっかっか。このくらいはやらねぇと格好つかねぇだろ」

紅「おっさんは格好つかねぇって」

拳二「かっかっか。よぉし、ちょっと表出るか」

紅「はは、冗談だって」

六花「それよりカラオケいきませんかー?」

拳二「あぁ?俺ぁにいってるのか?」

六花「はいー。」

拳二「カラオケか…。」

紅「おっさん、カラオケとか行くのか?」

拳二「そりゃキャバのお姉ちゃんに聞かせるぜぇ。俺ぁの美声をよう」

紅「美声…?」

拳二「おぅ、事務所くるかコラ」

紅「短気は損気だぞ」

拳二「お前らガキのが導火線は短いだろうが。っていうか、お前ぇも面倒ごと起こすなよ?」

紅「はは、例え起こしても悠に相談するから大丈夫だ」

拳二「……くっ、くく、かっかっかっか。確かにそいつぁ~名案だ」

紅「だろ。っていうか、おっさん、カラオケどうする?」

拳二「おっさんは止めとくわ。また誘ってくれや」

六花「はーい。じゃあ、またこんどぜひー」

紅「暇そうなのに連絡してみっか」

六花「あたし、炎銃さんと鈴猫さんよびますー」

拳二「……あ、もしもし、悠か?カラオケいこうぜ。あ、おい!切るな!」
99/100ページ
スキ