ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(6/18/夜)ー

美喜「ワイルドターキー、ハイボール、ビール(ピッチャー)、日本酒、オレンジジュース、置いとくわよ」

崇「あぁ…」

氷室「ありがとうごさいます」

拳二「おぅ、さんくーさんくー。」

悠「……はぁ」

王「ありがとわん」

崇「さて……一応、定例会を始めるか。」

悠「帰りてぇ…」

崇「夏はガキどもの導火線が極端に短くなる。調子に乗って騒ぐバカも増える。その傾向と対策。各代表の意見を聞く。薫」

氷室「うちの方は問題ないと思います。例年どおりうちの区域(東口闘路)」で問題を起こす輩がいたら、千夜君に頑張ってもらうつもりです。」

悠「千夜ちゃん大忙しにならない?」

氷室「大丈夫でしょう。動ける場合は私も動きますから。それに西口側がメインとなりますから。崇が確りしてくれていた、うちは基本なにもしなくていいんです」

悠「うわぁ…」

崇「ふん。お前に嫌みをいわれるような配来をしたことがあったか?」

氷室「まさか、ありませんよ。崇が優秀だから私もしっかりと東口を張っていられますよ」

崇「次、拳二。」

氷室「おや、流(スルー)されましたか。」

悠「氷室さんと崇の会話はキモが潰れそうになるから嫌だ…」

拳二「うちやモチロン傍観だ。分かってると思うが俺ぁとお前らは黒と灰色(グレー)だ。繋がりは有っても一線は置く。俺ぁは俺ぁだ。だから、なるべく、俺ぁが「傍観」で居られる状態にいろ。」

悠「よくいう…ひとをすぐにそっちの界隈に引きずり込もうとしてくるくせに」

拳二「お前はいいんだよ。」

悠「いいわけあるか!それよか、拳二より…」

王「ん~あ~うちはまるで関係ないから、関わる気ないんだわん」

悠「新宿は新宿でどうにかするのか」

王「違うよん。なんにも関与しないってこと」

悠「は?」

王「いや~しょーじき、新宿の闘路のなんばーワンとかいわれてるけど、俺は機能もランキングもどーでもいいんだよねん。ただ、お仕事の都合じょーあの辺り一帯の情ほーとかが欲しかっただけだし。他のランカーがどうなろうが何しようが放置だわん」

崇「やれやれ…随分身勝手だな。うちのシマに迷惑が来たら……怪我するだけじゃ済ませないぞ」

悠「おい、崇…」

王「ん~けど、それって悠たんのことじゃない?」

悠「あー?」

王「ここ最近の新宿の騒ぎは悠たんが新宿に来てからな気がするんだわん」

悠「えぇ…」

崇「コイツはいい、根無し草みたいな奴だ。」

悠「おい…」

氷室「確かに、悠さんは遊撃のような方です。正直、秋葉も西も東も新宿もフリーパスです」

拳二「表も裏もガキも年寄りにも顔が利く。」

崇「だから、コイツはシューターだ。なにか問題(トラブル)が起きたら、王も好きに悠に話をつけたらいい。その代わりそっちにも自由に動ける権限をもたせろ」

王「なるほどねん。了解~」

悠「あぁ…お腹痛い…すごくお腹痛いよう…」
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