ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(6/17/夜)ー

悠「なんでおれってモテないのかな…。」

「「「……」」」

悠「え?なに?」

ともき「いや、みんな色んな意味で声を失ったんだよ」

悠「そこまで引くかよ…。おれだってすこしくらい女にモテたいんだよ!」

紅「打(ぶ)つか?」

悠「なんで!?」

ともき「まだ止めとこう。」

悠「いつかは打たれるの!?」

千夜「アホか…」

戌塚「いやいや、千。いまのアニキの発言は沢山の敵を作る発言だぞと。」

悠「なんでだよ…。」

ともき「なんで、なんで、いってる内は悠に恋人は出来ないと思う」

紅「だなぁ。」

悠「あー?」

千夜「っていうか、そんな色ボケてどーすんだよ」

紅「さすが硬派な千夜ちゃんはいうことは違うなぁ。惚れ惚れするぜ」

千夜「……」
ビュバ!
ガィン!
紅「おっ!」

悠「おい…人を挟んで蹴るなバットを振るうな。」

ともき「よく避けれたな…」

澪「おいおい、二人とも店内で暴れるのは止めてくれよ。オーナーに怒られるだろ」

千夜「……ふん。」

紅「あはは。わりぃ、わりぃ。」

悠「そういえば美喜は?」

澪「夜中に変わるよ。最近交代制にしたんだ。いつの時間帯でも対応できるようにな」

悠「なるほど。」

澪「ちなみに不思議なことに最近は悠が居るときは女性客の入店がかなり低い」

悠「にゃんですとぉー」

ともき「でも昨日は鈴猫さんと居たんだよな」

澪「ああ、けど、かなり高い確実で男と居るときが多いかな」

悠「うーむ…。たしかに言われてみたら心当たりはしばしばあるな。」

紅「悠は男臭いしな。」

悠「どーいういみじゃい」

紅「深い意味はないって」

悠「ならいいが。」

ともき「いいのか。」

悠「はぁ…どこかにいい女いないかな」

ともき「それはいっぱい居るだろ。」

紅「だよなぁ。」

悠「あー確かに今のは、おれの発言が間違ってたな。」

揺光【くっくっく、そうじゃ。そうじゃ。オヌシはもう少し発言に気をつけねばならぬぞ】

「「「わっ!」」」

悠「おのれ妖怪…」

揺光【なんじゃ。ご希望どおり善い女が現れたぞ?】

悠「少なくともお前はいい女じゃないだろ。控えめにいっても悪女側だ。」

揺光【その悪女が善いのじゃろうて。うりうり~】

悠「でぇい、やめい。」

紅「一時間…いや、二、三時間、人払いするか?」

悠「いらんから!」

揺光【朝までで頼む。】

澪「あんまり店、汚さないでくれよ…」

悠「おい、お前ら本気で怒るぞ。」

揺光【つれないのー。前はあんなにも…】

悠「よぉし、油揚げか?酒か?両方か?んん?」

揺光【両方じゃな。気をきかせて悪いのぅ~】

ともき「支配されてるなぁ」

紅「面白いからいんじゃね。」
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