ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(6/16/昼)ー

悠「雨来たなぁ」

鈴猫「テンションあがってるね」

悠「そりゃあがるさ。茹だるような暑さから蒸れるような湿度。最高じゃん」

美喜「どこがよ。」

悠「汗をかいて、洗い流せるじゃん」

鈴猫「暑さで汗をかくのはわかるけど、雨で流すのは絶対に間違ってる」

悠「そうか?おれなんか雨の日なんかたいていずぶ濡れってるけど」

鈴猫「傘さそうか」

悠「のーさんきゅー」

鈴猫「なんで!?」

悠「雨に濡れるのか好きだからー。」

鈴猫「はぁ…」

悠「雨あがり、水しぶき、走り回りたくなるだろ?」

鈴猫「ならないかな…」

悠「うーむ、みんなそういうんだよな。」

鈴猫「だと、思うよ。」

悠「まぁ、それ以外にも雨で良いこともあるんだぞ」

鈴猫「良いこと?」

悠「雨に濡れた女の艶姿は美しい」

鈴猫「……」

悠「こう髪から滴る水滴なんかゾクゾク来るよな。あと濡れた髪をかきあげて耳にかける仕草。」

鈴猫「あの共感しずらいんだけど」

悠「共感は出来なくとも鈴猫は体感できるじゃん」

鈴猫「どゆこと?」

悠「その綺麗なロングストレートの髪があるんだから。今いった動作は出来るだろ」

鈴猫「いや、出来ても私は何も得ないよね。」

悠「見れたらおれは嬉しい。」

鈴猫「……」

美喜「考えない」

鈴猫「え、あ、あは//あはは//」

悠「なんの話?」

美喜「アンタは解らなくていい話。どうせ解れっていっても解らないだろうし。」

悠「あー?確かにおれは解らないことは考えても頭痛くなるから、解らないことは考えない主義だが、説明もなしに解らないだろうと…」

鈴猫「ごめん、悠。ほんとうに訳がわからなくなってきてる。」

悠「うん、おれも口走りながら何がいいたいのかわからなくなってきてたわ。」

美喜「バカね。」

悠「ツンデレね。」

美喜「アンタにデレはないわよ。」

悠「おれにデレなんか滅多に来ねぇよ!ちくしょー!」

美喜「なんか哀れだわ」

悠「うっせ。」

鈴猫「まぁまぁ…」

美喜「鈴猫ももう少しハッキリいいなさいよ」

鈴猫「ふぁい?!」

美喜「だいたい、アンタも半端に何もいわないから。そこのヤツも反応しないんでしょ!」

悠「そこのヤツはおれか?」

美喜「今ここにいるのは私と鈴猫とアンタしかいないでしょ~がぁ~!」

悠「いったいなにをそんなに興奮してる…」

美喜「鈴猫!」

鈴猫「ひゅい!?」

悠「にとりみたいな声だしたな…」

美喜「このボンクラにいってやりなさい!」

鈴猫「え、あー、その…」

悠「なんだ?」

鈴猫「わ、私……悠と…………お昼ご飯食べにいきたいです!!」

悠「いいぞ」

美喜「お前ら出てけ!!」
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