ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(6/14/夜)ー

紅「うっす」

千夜「……」

澪「いらっしゃい。あれ、千夜なんか疲れてる?」

紅「お、よく気づいたな」

澪「なんかあったのか?」

千夜「じゃじゃ馬がちょっとな…」

澪「ん?」

紅「千夜ちゃんのハーレーだよ。タイヤズタズタになってたらしい」

澪「は?」

千夜「どこのクソボケか知らねぇけど、俺のバイクのタイヤパンクさせやがったんだ。見つけたらタダじゃ済ませねぇ」

澪「命知らずな奴もいるんだな…。ほい、炭酸水。奢るよ」

千夜「あぁ…」

紅「けど、コソコソと嫌がらせはウザイわなぁ。どうせなら正面から襲ってきたらいいのに。あ、俺チューハイの苺」

澪「はいはい。っていうか、正面から襲ってきたらどうするんだ?」

紅「返り討ち」

千夜「血祭り」

澪「そりゃ正面からはいかなくもなるって……紅は嫌がらせとかあったのか?」

紅「嫌がらせはなかったけど、族の集団がうちのバッティングセンターに乗り込んできたことはあったな」

澪「嫌がらせより質が悪いじゃないか!?」

紅「いや、乗り込んできたと思ったら全員で閉店時間までバッティングしていったからうちは大儲けできたんだ」

澪「……なんの話?」

紅「うーん…族の集団がバッティングしていった話かな。」

千夜「お前黙ってろ」

紅「え~。」

千夜「はぁ…修理費が痛い」

澪「じゃあ、今足がないのか?」

千夜「あぁ、歩きだな。」

紅「ガソリン高いからいいんじゃないか?」

千夜「……確かに、あのじゃじゃ馬は燃費悪いからな。それにしてもハラワタ煮えくり返りそうだ」

澪「犯人に心当たりは?」

千夜「……ありすぎて解らねぇ」

澪「……」

紅「まぁ、千夜ちゃんは敵多そうだしな」

千夜「ふん」

炎銃「よっす。やってか?」

澪「あ、いらっしゃい」

炎銃「ジンストレートで頼む」

紅「なぁなぁ、炎銃」

炎銃「あ?」

紅「嫌がらせとかされたこと有るか?」

炎銃「嫌がらせだぁ?んなことしやがったら生きてきたことを後悔させてやらぁ」

紅「だ、そうだぞ」

千夜「はぁ…」

炎銃「あ?なんかあったか?」

千夜「どっかのボケが俺のバイクをダメにしやがった」

紅「タイヤをズタズタにされたらしいぞ」

炎銃「はぁん」

千夜「んだよ」

炎銃「犯人見つけて血祭りにしてやらぁ、良いじゃねぇか」

千夜「どうやってだよ」

炎銃「怪しい奴を取っつかまえてボコボコにする。ちがったら次の奴をボコる。最終的には犯人をボコれるだろ」

紅「なるほど」

千夜「なるほどじゃねぇよボケ」

澪「折り紙も百万回折れば月にも届くみたいな理論だな…」
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