ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(6/12/夜)ー

揺光【……のぅ。妾も決闘巡りをしたいんじゃが】

悠「やったら絶交な。」

揺光【むぅ…】

悠「ったく、頼むから大人しくしててくれよ。」

澪「あれ、帰るのか?」

悠「ああ、店の仕込みもあるしな。んじゃ、またな。」

揺光【つまらんのぅ…】

崇「長生きしても暇なのは辛そうだな。」

揺光【まぁの。暇というものは痛みより辛い苦痛じゃ。長い時間をもて余すのは恐ろしいぞ】

崇「だろうな。俺もそれはごめんだ」

揺光【ほぅ…】

崇「なんだ?」

揺光「いやいや、妾の見立てではお主のような者は永遠の闘争を願うような者と思っていたのじゃが」

崇「ナンセンスだな。俺が望むのは最高に最大な一戦だ。その喧嘩で頂点が決まるのなら後は無くていい。」

揺光【ほほぅ。じゃが銀の魔王よ。お主と悠がずっとずっと競い合えるのなら永遠の命も悪くはあるまい?】

崇「永遠の暇潰しなんかゾッとする。終わりがない闘いは無意味だ」

揺光【ふーむ……。馬鹿な誘いにも乗らぬか。つまらんのぅ】

崇「くくく。なら、俺が現代流の面白い暇潰しを教えてやろうか」

揺光【ほぅ…なんじゃ?】

崇「おい、鈴猫」

鈴猫「うん?なに?」

崇「少しは悠となにか進展はあったか?」

鈴猫「ブッ///」

美喜「……ひっさびさにやりやがったわね」
ポタポタ…

鈴猫「ご、ごめっ…」

美喜「シャワー浴びてくるわ。澪、このあとお願いね」

澪「わかりました。……このあとって、オーナー帰る気ですか?!ちょっと!」

鈴猫「もう!変なこといわないでよ」

崇「何が変だ?」

鈴猫「だ、だから…その…進展…あったとか……」

崇「その様子だとまだ寝ては無いみたいだな。」

鈴猫「っ////」

崇「どうだ。面白いだろ」

揺光【ふぅむ成る程、成る程。これはなかなか愉快じゃな】

鈴猫「からかってるのね…」

揺光【否、否、妾はこう見えて恋愛事にはかなりの熟練者じゃぞ】

崇「お前の見た目は十二分に男を喰ってきた容姿だろ」

揺光【カンラカンラ~♪否定はせぬのぅ。】

鈴猫「……」

澪「……(九尾っていったら一国を滅ぼした大妖婦だしなぁ。帝すらたぶらかしたくらいだし)」

揺光【まぁ、戯言は置いといてじゃ。悠を落とすのなら簡単な手があるぞ】

鈴猫「ほ、本当ですか?」

澪「聞かない方がいいと…」

揺光【簡単じゃ。夜、悠が寝静まったとき、服を脱いで布団に入り込めばいい。あとは流れで…】

鈴猫「あり得ません!!」

揺光【夜這いではなく、朝駆け派か?まぁ、朝の濃いのを楽しむのも有りじゃが。夜から朝までというのも…】

鈴猫「失礼します!」

揺光【うーむ。いってしまったのぅ】

崇「追い込まない程度にしておけよ」

揺光【解っとる。解っとる。】
91/100ページ
スキ