ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(6/11/昼)ー

悠「ちぇき。」

崇「よぅ。」

悠「あ、おう。いい天気だな」

崇「くだらない事をいうな。辻斬りの件はどうなった?」

悠「……なんだ、知ってたのか」

崇「まぬけ」

悠「あー?」

崇「当たり前だろ。わざわざ炎たちに通達してやったんだぞ。適当に相手をしてやれとな」

悠「それで騒ぎがでかくならなかったわけか…」

崇「貸し1だ。」

悠「なんでだよ!」

崇「お前の従者だろ。責任は主がとれ。」

悠「別に従者じゃないし。」

崇「なら、本人に貸しを清算させるとするか。」

悠「あーもー、わーった。わかりました。貸し1でいいですよ!コノヤロー!」

崇「お前の良いところはその優しいところだな。悪いところは甘いところだが。」

悠「ほっとけ」

澪「悠もなかなか大変だな」

悠「大変だよ。こんな暴君に貸し1とか…」

ともき「ちわ。」

紅「うっす」

崇「くくく。通算したらお前には沢山の貸しがあるはずなんだけどな。」

悠「ぬかせ。」

紅「ん?」
コツン…

悠「オーケー、オーケー。口には気を付けよう。だから後頭部にバットをぶつけるのは止めてくださいませ。」

紅「振るのは?」

悠「もっとらめぇ~!」

紅「……」
ググッ

悠「おい、構えるな振りかぶるな。」

ともき「なんか、話中だったんじゃ?」

崇「いや、たいしたことじゃない。悠の貸しについてな」

悠「通算してもプラマイ0だろ。」

崇「やれやれ…あきれた発言だな。」

悠「おれがお前に頼み事をするのは十中八九はお前が原因じゃねぇかよ。」

崇「何度もいってるだろ。俺は仲介役。仕事を請けるか請けないかはお前次第だ。」

悠「むっ…」

ともき「なんだ、またなんかトラブルか?」

悠「いや、トラブルっか、デコが少しな…」

紅「あ!そうだ!デコの仔猫ちゃん辻斬りしてるんだよな!」

悠「辻斬りじゃなくて、決闘巡り。っか、原因はお前な。」

紅「なんのことだ?」

悠「いや、なんでもない。」

紅「じゃあ、次は俺とやらせてくれよ。」

悠「いや、もう決闘巡りは終わりみたいだ。」

紅「え~…じゃあ、悠…」

悠「嫌だ。」

紅「即答かよ」

ともき「それにしても…デコちゃんは大丈夫なのか?」

悠「ドラゴン(神姫)以外はヤバイほどダメージ負ってないみたいだ。」

紅「ドラゴン?」

悠「気にするな」

ともき「なぁ、聞いていいか?」

悠「にゃん?」

ともき「デコちゃんってなんでSPしてるんだ?」

悠「おれもさっぱり。」

ともき「うそつけ。」

悠「いやいや、本当だってば~」

崇「二枚舌も大概だな」

紅「いや、あれは八枚くらいありますよ」

悠「どんな妖怪じゃい」
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