ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ー小鳥遊邸:庭(6/9/昼)ー

悠(女)「っで、どうだったよ。」

影子「どうもこうも……岡崎亮、摩耶、宮塚、炎銃ときて、さっきは神姫だった。」

悠(女)「なんでわざわざ返り討ちに会うようなのばっかりとやってるんだ」

影子「そんなことはあたいに聞かれてもしんねーし。っていうか、マゾなんじゃねーの?」

悠(女)「それは無いと思うが……わからんな。あーしが何度となく張り倒しても、達磨よろしくの如くに起き上がってたし」

影子「張り倒してたのかよ……引いた。」

悠(女)「昔の話だし。より、正確にいったらあーしの片割れの方な。っか、どうせ、柏の方がえげつないことしてるだろ」

影子「えげつないのはお前じゃん」

悠(女)「ふっ~~」

影子「やぁっん///……っ、止めろ!息吹き掛けんな!!」

悠(女)「神姫と闘ってたって様子は?」

影子「無視すんな!!」

悠(女)「ほら、もぎたてのプチトマト食わせてやるから怒るな。」

影子「いらねーし!」

悠(女)「あー?」

影子「とりあえずフラフラしてたけと自分で歩いてたぞ。」

悠(女)「そんなに派手にやりあってたのか?」

影子「いや、一方的だったぞ。なんか突然、デコがぶっ倒れて」

悠(女)「龍剄打たれたのか…。容赦ねぇな」

影子「あとは腕ひしぎ?とか、なんかチョークスリーパーで吊るされたりして…」

悠(女)「おいおぃ…マジで容赦なしかよ。」

影子「っで、最後の最後になんかスゴいことされてたし。」

悠(女)「スゴい事?」

影子「チョークスリーパー決めたまま半回転して地面に叩きつけてた」

悠(女)「ドラゴン・チョーク・インパクト……あれはほぼ殺しの技だぞ。」

影子「あたいにそんなこといわれても困るっーの。っていうか、よく知ってるな」

悠(女)「あーしと片割れは微妙に共有してるからな。片割れが体験したり知ったりしたことは微妙にあーしも共有されるんだ」

影子「アンタらどんどん人間離れしてて気持ち悪いな」

悠(女)「うるへぇ」

影子「っていうか、悠に言う?」

悠(女)「いや、構わんさ。崇からクレーム来てないみたいだし。ま、カゲコはもうちょい着いといてくれ」

影子「結構過保護なのな。」
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