ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(6/5/夜)ー
【楓子の休日:二日目】

楓子「……」

美喜「……」

楓子「(うーむ…これからどうしましょうかやよ。師匠にこんな大金をいただきましたが特に欲しいものなんてないしやよ…。)」

ともき「ちわっ」

美喜「いらっしゃい」

ともき「あれ、珍しいなデコちゃんが居るなんて」

美喜「いろいろあるみたいよ」

ともき「?」

楓子「……(これだけお金があれば当分は寝食にも困らないやよが……とりあえず何をしようやよか…。気温も高くなってきたし滝行でも…。いや、待てよどうせ滝に打たれるなら大きな滝の方が…いや…滝行よりも火行をしてみようかやよ?精神の鍛練にも…)いやいや待て待てやよ。見聞を広めるための休暇なのに、休日は一人で滝行や火行をしていました…なんて報告したら、また叱られてしまうやよ…。」

ともき「滝行に火行って…」

楓子「はっ!?と、ともきさん…いつのまにやよ」

ともき「いや、普通に少し前から」

楓子「そして、私が滝行や火行をしようかと考えたことをなんで…」

ともき「口に出してた、出してた…。」

楓子「なんと…やよ」

ともき「話の流れてきに…休みなんだな」

楓子「はいやよ。師匠に休暇を言い渡されましてやよ。」

ともき「ふぅん。じゃあ、楽しめばいいんじゃないか?」

楓子「しかし、休日を楽しめといわれても正直どうすればいいのか分からないのが現実ですやよ。ずっとSPとしての警護や剣の修行しかしてこなかったですからやよ…」

ともき「ふぅむ…。」

楓子「はぁ…どうすればいいのかなぁ…休日ってやよ」

紅「おーす」

美喜「いらっしゃい」

ともき「あ、紅。ちょうどよかった」

紅「おぅ?なんだなんだ?」

ともき「いや、紅って休日はなにしてる?」

紅「休日か?そりゃあ遊び歩いてるぞ。暇なSウルフの連中とうちのバッティングセンターで打ちぱなしたり。リッカとカラオケいったり…」

ともき「どうだ?」

楓子「う~ん…ピンと来ませんやよ」

紅「なんだ?」

ともき「いや、紅は休日はいつもそんな感じか?」

紅「おう。あとは……コレだな。」

ともき「コレって…喧嘩か?」

紅「あはは。やっぱりこいつだよ。血沸き肉踊る決闘。できたら、№s級の相手とかと闘いたいんだけどなぁ。今は下手にあんまり派手なことやると怒られるし…。俺ひとりが勝手やって炎とかが触発して悠狩りとかやりだしても困るからな」

ともき「悠狩りって…」

楓子「決闘……。そういうのもあるんですねやよ…。」

ともき「……なにか触発したかもな」

紅「んー?なにが?」

ともき「えと…」

楓子「よし!失礼しますやよ!」
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