ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ー小鳥遊邸広間(6/3/昼)ー

要「なぁ」

悠「あー?」

要「宴会するっていったよな?」

悠「おれはいってない」


揺光【妾がいったんじゃが、それはつまりオヌシがいったも同じよ】

悠「なんでやねん」

要「いや、なんでやねんじゃなくて…このメンツはどういうことだよ」

崇「……」

氷室「……」

拳二「……」

王「……」

神姫「……」

悠「古今東西チート集団」

要「海ちゃんとか翡翠ちゃん、星凪ちゃんは?」

悠「呼んでない」

要「なんでだよ!」

悠「いやいや、あの大妖怪がいるのに子供なんか呼ぶわけないだろ。」

要「……」

真桜「真桜は子供の部類に入らないというのかなの」

要「真桜ちゃんが居た!」

真桜「本気でうちのエンゲル係数を崩壊させたいのかなの」

崇「金はあとで請求しろ払ってやる。拳二がな」

拳二「俺ぁかよ!?」

真桜「ほう、なかなか礼儀を知ってるなの」

氷室「礼儀かどうなのかはわかりませんが……ひとつだけ聞いていいでしょうか?」

悠「はい、どうぞ。」

氷室「結局今日はなんの宴会なんですか?」

悠「さぁ…。」

揺光【なぁに、ただの普通の宴会じゃよ。さぁ、飲もうぞ】

乱「はい!いただきますっす!」

要「お前は飲むな!そしてなんで普通に参加してる!」

乱「ここはビシッと神崎組の名を売るチャンスじゃないっすか!」

拳二「かっかっか。なかなか気合いの入った嬢ちゃんじゃねぇか。」

要「あ、いやコイツは…」

乱「斬り込み隊長!神崎乱っす!」

王「神崎…乱…うーん……うん、らんらんだ」

乱「はい?」

崇「気にするな。そいつは何を考えてるかわからん。」

拳二「兄ちゃんタバコはいける口か?」

要「あ、いや…俺は酒もタバコも…」

氷室「でしたら料理を楽しみませんか?どれも素晴らしい味ですよ」

要「あ、はい…」

悠「固くならなくても大丈夫だぞ。」

要「いや、普通になるから」

乱「どんな時でも気を抜かないのか兄貴の心得っすね!」

要「意味がわからん事を…」

崇「くく、愉快な弟…いや、妹分か」

要「いや、そーゆーのでもないんすけど…」

揺光【否、否、どのような者でも盃を交わしたなら最後まで面倒を見てやらんといかんぞ】

要「あ、はい…」

悠「絡み酒状態だな。」

氷室「ですね。しかしあれはわざとからかっていますよね。」

悠「まぁ、要ちんが相手してくれてたら、おれは被害食わないからいいけど」

駒狸「つぎのお料理運びますね」

悠「あぁ、適当に置いてってくれたら勝手に食うから。」

拳二「お、嬢ちゃんついでに酒頼んでいいかい。」

駒狸「はーい。」

揺光【良いのう。良いのう。悠、毎日やらぬか?】

悠「無茶いうなよ…」
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