ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(6/1/夜)ー

真桜「なの~…」

美喜「いらっしゃいバテバテね」

真桜「死ぬなの…」

ともき「真桜ちゃんが溶ける前に冷たいジュースかなにか出したげてくれ」

美喜「はいはい。なに、二人は買いもの?」

ともき「ばったり会ったんだよな。」

真桜「しゅ~…」

ともき「駄目だ。オーバーヒートしてる」

美喜「はい、フレッシュオレンジジュース。」

真桜「いただきますなの。」

ともき「速っ…そして、そんな明るい声はじめて聞いた!?」

美喜「それにしても今日ってそこまで暑かったかしら?」

ともき「いや、けっこう過ごしやすい気温なんだけど」

真桜「6、7、8という月日が妬ましい……なの」

美喜「パルってるわね」

真桜「妬んで涼しくなるなら真桜は毎日毎朝毎昼毎晩妬んでいようなの」

ともき「力の入れ方がおかしいから」

真桜「暑さが真桜を狂わせてるなの」

美喜「なにかの一説みたいなこといってるわよ」

真桜「本気で暑いのがねっくなの~」

ともき「悠にどうにかしてもらったらどうだ?頼めば買い物くらいはやってくれるだろ。」

真桜「ダメなの」


ともき「どうして?」

真桜「あの鉄砲玉、最近家に帰ってきやがらねぇなの」

ともき「えぇ?」

真桜「新宿の店とやらで寝泊まりしてるみたいなの。あと、筋肉ゴリラと朝まで飲んでたり」

ともき「筋肉ゴリラって…」

真桜「瓦谷拳二なの」

ともき「恐れを知らないよね…」

真桜「あんな脳みそ筋肉でできてるやつを恐れることがないなの」

ともき「そこまで嫌いなのか?」

真桜「好きとか、嫌いとか以前に、あの脳筋に興味はがまったくないなの。」

ともき「拳二さんが聞いたらさすがに傷つきそうだな」

真桜「傷どころか痣も作れそうに無いから平気なの。むしろ、あれとやたら出掛けてる鉄砲玉を締め上げてやりたいなの」

ともき「そういえば最近悠ってなんか拳二さんとかとよく行動してるよな」

真桜「野郎とばかり関わってるなの。」

美喜「聞いた話だと昨日は揺光と居たらしいわよ」

ともき「妖怪とかよ」

真桜「雌キツネめ~なの」

ともき「真桜ちゃん、本当に暑さがキャラを狂わせてるぞ…」

真桜「かちわり氷を常に常備しとかないとダメなの」

ともき「甲子園球場じゃ無いんだから」

真桜「はぁ…夕飯作るのが憂鬱なの」

美喜「今日のメニューは?」

真桜「悠ランド(庭の畑)に多種の野菜が実ってたからそれを強制的に収穫して、適当にサラダにして。あとはソーメンなの。手の込んだ物なんか作れるかなの」

ともき「ソーメンはアリだな。」

真桜「夏はソーメンだしとけばいいなの」
76/100ページ
スキ