ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(5/29/昼)ー

揺光【うぅむ……。帰ってきたというのに暇じゃなぁ~】

澪「一升瓶を抱えながらなに管巻いてるんですか…」

揺光【長い旅行から帰ってきて誰も相手にしてくれんのだぞ。】

澪「って、いわれましても…誰かに相手にしてもらう以前に、そんなに知り合いいませんよね」

揺光【そうじゃな。悠とらじお組、あとは数名程度かのう】

澪「その中で相手をしてくれそうなのは悠くらいでは?」

揺光【そうじゃが、あやつは気まぐれの天邪鬼じゃからなぁ~。妾が夜伽に招いても来ぬし。】

澪「火遊びじゃなく火炙りだからじゃないか?」

揺光【面白い冗談じゃな。火遊びではなく、火照る身体を妾が冷ましてやろうといっとるだけじゃ】

美喜「爛れた生活ね」

揺光【そう申すな。妾とて好かぬ男子とまぐわったりは……せぬこともないか】

澪「……」

揺光【大丈夫じゃ、その辺りは用が済んだら記憶を消すがちゃんと骨も残らぬように食しておくんでの】

澪「さらっととんでもない発言したぞ。この大妖怪」

揺光【ここ数百年は食っとらんからええじゃろ】

澪「いいんすかね?」

美喜「私に聞かないでよ」

揺光【悠は少し前に食ったがのう。くっくっく。がふっ!?】

悠「鈍器の極み~」

揺光【いたたた~。こりゃ、悠よ。いきなりガラスの灰皿で殴るとは酷いではないか、人なら死んでおるぞ。】

悠「やかましゃい!なにをふざけたこといっとるんだお前は!」

揺光【事実じゃろうに。】

澪「……」

美喜「……」

悠「へい、そこの二人そーゆー冷たい目で見ない」

揺光【くっくっく。】

悠「おのれ妖怪……おれの評価を下げやがって」

揺光【そんなつもりは無いんじゃが。では、今夜は妾が慰めてやる。それでいいじゃろ】

悠「意味がわかりません。」

揺光【照れるな照れるな。それともあれか、若藻と妲己が必要か?】

悠「頼むから黙ってくれ。」

揺光【のーのー遊んでたもーって】

悠「何歳児だよ!!」

揺光【お好みの姿に化けてやれるぞ?上から下までのぅ~】

悠「姿の前に尻尾をどうにかしろ。」

揺光【……18本くらいにすればよいのか?】

悠「なんで増やした!?倍に出来るのかよ!」

揺光【4、5桁は余裕かのう】

悠「そうなったらもはや気持ち悪いっての」

揺光【触手のように操ることも可能じゃが?】

悠「それは素晴らしいな」

澪「そこは誉めるのかよ」

悠「いや、触手とかって聞いたらつい反応しちゃって」

揺光【オヌシも触手で絡めてやろうか?】

悠「誰得だよ!」

揺光【妾かのう。】

悠「自己満足かよ…。っか、おれはお断りだからな。」

揺光【ふむ、では若藻と妲己を玩具にするのでどうじゃ?】

悠「もっと別の暇潰しを見つけなさい!」
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