ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(5/28/夜)ー

摩耶「野球回があるアニメは良作なの?」

ともき「そういうのは俺に聞かれてもなぁ…」

摩耶「そっか。」

ともき「ところでさ、聞いていいかな。」

摩耶「んゅ?」

ともき「摩耶くんてその細腕でどうやって金剛さんとかぶっ飛ばしてるんだ?正直子供の腕くらいしか無いよな。」

摩耶「無いね~。まぁ、なんていうかな。気の力だね。」

ともき「気か…」

摩耶「ドラゴンボール的なのじゃないよ?内勁を練りに練りまくって拳に乗せて打つ。…って形ね。」

ともき「悠がやってるアレ(龍剄気孔)か?」

摩耶「あれとはまた別。悠くんのは剄。僕のは勁。同じ「けい」でも違うものだね。「気」と「氣」みたいなものかな。」

ともき「違いがイマイチ解らない」

摩耶「えとねー。「気」は自身が練り上げる。「氣」はそこに存在するモノを自身に取り込むものかな。」

ともき「?」

摩耶「僕もはっきりと理解してる訳じゃないから「氣」のことはちゃんと説明は出来ないけどね。」

ともき「そうなのか。」

摩耶「うん。けど、なんで急に?」

ともき「いや、なんとなく…。」

摩耶「ふむ……。昨日僕がアルビノで身体が弱いっていったから気にしてくれてるのかな?」

ともき「……」

摩耶「あはは~。ともきくんは優しいね。」

ともき「いや…」

摩耶「でもまぁ、大丈夫だよ。身体が弱いっていっても今は人並みには行動できるしね」

ともき「今はってことは昔は…?」

摩耶「昔は……えへ♪」

ともき「えへ♪て…」

金剛「うっす。摩耶いるか?」

摩耶「あ、金剛くん~」

澪「いらっしゃい。生でいいかな?」

金剛「いや、すぐ出るから。また今度な」

摩耶「よいしょ。じゃあ、ともきくんまたね。」

ともき「あ、金剛さんと何処か行くの?」

摩耶「うん、デート」

金剛「服を見に行くだけだろ。」

摩耶「あはは~そうそうショッピング」

ともき「仲いいな」

金剛「まぁな。ただ…出来たら悠がいてくれた方がいいんだけど」

ともき「なんでだ?」

金剛「……俺が摩耶と夜に行動してると職質されるんだよ」

ともき「……なんか、すいません」

金剛「はは、いいんだ。いいんだよ。職質には馴れてるし」

摩耶「金剛くんは職質だけど、僕は年齢確認されまくるけどね」

ともき「摩耶くんは摩耶くんで大変なんだな」

摩耶「けど、映画や電車は子供料金で入れます!」

ともき「悲観的ではないんだな。」

摩耶「もちろん。だって、人生楽しんでるからね。今年は悠くんと海にも行きたいし、浴衣着てお祭りもいきたいなぁ。」

金剛「まぁ、どれも行くのは簡単だが……悠を連れ出すのが一番難しいけどな」

ともき「そういうことならいくらでも協力するよ。」

摩耶「じゃあ、そのときはよろしくね」
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