ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(5/27/夜)ー

摩耶「暑くなってきたよね~。」

金剛「だな…。暑くてたまらん」

ともき「金剛さんは太陽に近いですもんね」

摩耶「お肉もいっぱいついてるし」

金剛「筋肉っていってくれ。」

摩耶「あはは~」

ともき「摩耶くんは長袖のままなのか?」

摩耶「僕は日焼けしたらすぐに痛くなっちゃうから~長袖じゃないとダメなんだよ。」

金剛「アルビナって奴だ」

ともき「アルビノ…ですか?」

金剛「……」

摩耶「金剛くんはバカじゃないからね」

金剛「摩耶、そのフォローはいらないぞ…逆に辛い」

摩耶「あはは~」

ともき「アルビノ……じゃあ、もしかして摩耶くんのやたら白い肌と髪色って」

摩耶「うん。色素が薄いのと細胞が弱いんだよ。だから免疫も耐性が低くてね太陽光でも浴びすぎたらすぐに染みができちゃうんだ。最悪癌とかね」

ともき「そうなんだ…」

摩耶「僕の身体が小さいのはカルシウムの生成不足が原因のひとつなんだけど…あんまりとりすぎても骨の成長に身体が追い付かなくなる可能性もあるからいいんだけどね。」

ともき「……」

摩耶「ともきくん、そんな難しい顔しないでよ。僕は全然いまの自分を嫌じゃないんだよ。こんなおんぼろな身体でも生きているし、友達もいるし。十分だよ~。」

金剛「おんぼろな身体なわりには生命力溢れてよな」

摩耶「生きること超楽しいからね.有り余るくらい生命力を絞り出さないと」

ともき「いや、絞り出したら死んじゃわないかな。」

摩耶「あ、確かに」

金剛「それはやめてくれ。」

摩耶「大丈夫、大丈夫、僕はね死なないように約束してるから。」

ともき「死なない約束……?」

摩耶「死神とかそーゆー類いのじゃないよ?むかーしね、僕の大嫌いなひとと無理やり約束したんだよ。いや……無理やりさせられたが正しいかな~。」

ともき「大嫌いなひとなのにか?」

摩耶「うん。大嫌いなひとと。まぁ、今だともう大好きなんだけど。そういうのはちょっと、恥ずかしいし。なに考えてるかわからないひとだし。でもでも~それでいいっていうか、それがいいっていうか~」

ともき「てゆーか、それって…」

悠「ちぇきーす。」

澪「やけに元気だな」

悠「例大祭帰りだからなん」

美喜「そういえば今日だったわね」

金剛「おっす」

悠「おう。ともき、摩耶、金剛、ちぇき。」

ともき「お疲れさん。どうだった?」

悠「目当てのサークル、ばっちり買い込んできたぞ。はい、摩耶おみやげ」

摩耶「わぁい!ありがと」

ともき「摩耶くん、同人誌読むんだな」

摩耶「うん。妖夢が好き。」

ともき「金剛さんは?」

金剛「さっぱり解らん。」

悠「じゃあ、金剛には缶バッチつけといてやろう」

金剛「コラコラコラ!背中の微妙に手の届かないところに着けるな!」
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