ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ー猫カフェ:キャット・テイル(5/26/夜)ー

悠「はいよ。いつもの」

『みにゃー』

柚「はいはい。いつもの受けとりました。」

悠「結構集めたよな」

柚「今日ので通算で10にゃんこね。ゆー君が一番多いよ」

悠「他にもやってるやつ居るのか?」

柚「まぁね。とりあえず10にゃんこ達成サービスで、これからドリンク5%割引よ」

悠「そんな特典あったのか」

柚「お姉さんはタダで働かせたりしないわよ。見あったご褒美は用意するつもりよ。」

悠「それにしても102匹にゃんこハントは長いけどね…」

柚「高い目標のほうがやりがいあるっしょ?」

悠「そうかねぇ…。目標なんか決めたらその高さまでしかいけないだろ。だったらおれは目標が無いほうがどこまでもやれるきがするんだけど」

柚「じゃあ、ゆー君は無限にゃんこハントする?」

悠「池袋だけじゃなく世界クラスでにゃんこ集めはちょっと…」

柚「そのかわりずーっとお姉さんと居られるよ?」

悠「そんな業者みたいなので居られてもなぁ」

柚「おやおや~」

悠「あー?」

柚「ゆー君はお姉さんとお客と店員じゃなく、特別な関係になりたいのかにゃ~?」

悠「蜂の巣に手を突っ込むつもりはないです」

柚「よいしょ~」

仔猫『なーご』
サクッ!

悠「っ…!?仔猫を背中に乗せない!爪刺さっとる!刺さっとる!仔猫の爪は細いからめっさ痛い!」

柚「蜂の巣ってなによ。」

悠「ビーフェアリー…」

柚「……」

悠「いっとき闘路を騒がせてた時の通り名忘れてないよな?」

柚「……」

悠「っか、今でも出入りしてるしょ?」

柚「にゃはは。たまーにね」

悠「いいっすけどね…。おれとしてはとっとと、誰かがNo.1を奪取してくれたらいいし」

柚「無理じゃない?」

悠「えぇ…」

柚「だぁって…ゆー君はやる気無いかもしれないけど、巨神の金剛と小覇王の摩耶の二大ランカーを超えるひとなんてなかなかいないっしょ。」

悠「まぁな…っか、おれとしてはどっちかがおれ抜きしてくれたら一番いいんだけどな…」

柚「じゃあ、適当にわざと負けちゃえば?」

悠「そんなことしたら本気で嫌われるっーの。だいたい、おれはどーでもいい争いは無血主義でも、本気の喧嘩はやる主義なんだぞ。適当に負けるなんかできるかよ」

柚「にゃはは。のらりくらり理由つけてないで、そうやって素直にいえばいいのに」

悠「まるで、ひとを天の邪鬼みたいないいかたしてくれますな」

柚「天邪鬼じゃん。もしくは貞子」

悠「ちみっこ」

柚「ちみっこくない!超デカイし!」

悠「……」

柚「……今のはごめんなさい」

悠「おう。」

店員「柚さーん。そろそろ片付けますよ」

柚「あ、はいはい。」

悠「お、もうそんな時間か…。じゃあ、おれも帰るかな」

柚「あ、ご飯いかない?」

悠「いいっすよ。」
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