ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーキャット・テイル(猫カフェ)(5/19/夜)ー

悠「ちわ。」

柚「いらっしゃいませにゃん♪」

悠「どーも。」

柚「あー、なにその反応ゆーくん可愛くないぞー」

悠「可愛いよりカッコいいっていわれたいだよなぁ」

柚「それは無理だな~」

悠「即否定かよ」

柚「にゅふふ。それよりお兄さん今日は可愛い娘がいますわよ~。透きとおったサファイアブルーの目に、最高級のシルクのような毛並みの美女猫のクレアちゃん」

クレア『にゃあぉ~』

悠「おー、可愛いな」

柚「そんな照れちゃうよ///」

悠「いや、桜井さんじゃなくて…」

柚「え、私は……可愛くない?」

悠「えぇ…いや、可愛くないことは…」

柚「じゃあ可愛い?」

悠「えーと…」

柚「言葉に詰まった…やっぱり可愛いくないんだね…」

悠「いや、可愛いよ。」

柚「にゅふふ。ありがとう」

悠「はぁ…ちみっこい癖にからかわんでくださいよ」

柚「誰がちみっこくて妖精みたいに可愛いだ!」

悠「いってねぇし!ちみっこいお子さまだろ!」

柚「ていうか、お姉さんの方が年上でしょ?お子さまはそっちじゃん」

悠「おれはガキじゃねぇよ。ただ桜井さんよりちょっと遅く生まれただけだ」

柚「お子さまじゃん」

悠「話を聞けよ。だいたい、おれの何処がお子さまだよ。むしろおっさん側に片足つっこみつつあるっていわれてるのに。」

柚「それはそれで悲しくない?」

悠「しゃあないさ。自分でもおっさんみたいなこといってるって思うときもあるし」

柚「大変だね。」

悠「まったくだ。」

柚「じゃあそんな荒んだ心を癒すためにマタタビスティック(500円)を購入してクレアちゃんにあげてみたりしない?」

悠「ちゃっかり商売しない」

柚「ちぇ、手強いなぁ。」

悠「おれは金無いからなぁ。」

柚「それはキャバとかいってるからでしょ。」

悠「いってないし。行くとしても拳二の奢りでしか行かないし。」

柚「それで烏龍茶でいいかな?」

悠「だから、話聞けよ!」

柚「聞いてあげるから座って座って」

悠「はぁ…わかったよ。」
クレア『にゃあ~』

悠「よしよし。綺麗な猫だなぁ。」

柚「よいしょ。それで何の話だっけ?」

悠「いや、もういいけど…なんで桜井さんはおれの膝に座って、クレアを自分の膝に乗せてるんだ」

柚「照れんなよ」

悠「照れるとかじゃなく、おれがクレアに触れないだろ」

柚「えっち」

悠「おかしくね!?」

柚「にゃははは。ゆー君はおもしろいなあ。」

悠「客を楽しませるじゃなく客で楽しんでどうするんだよ…」

柚「商いは飽きないように楽しんで働かないとね」

悠「はぁ…際ですか…」
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