ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(5/19/昼)ー

澪「コップ割らないでくださいね」

鈴猫「はーい」

美喜「楽でいいわぁ」

鈴猫「というか…美喜って普段から楽してない?」

美喜「失礼ね。毎日毎日、お店のために試行錯誤してるわよ。行動はしないけど」

鈴猫「スボラ…」

美喜「うっさい!」

零夜「こんちわーこんちわー!!」

美喜「うっさい!!」

零夜「入店早々に怒鳴られた…だと」

澪「はは、いらっしゃい」

零夜「うぃーす。早速だがアイスを贈呈してやるよ」

鈴猫「アイス?」

零夜「北海道いってたんだ。そのお土産だよ鈴にゃん。」

鈴猫「あ、そうなんだ。北海道か、行ったことないや」

零夜「……」

鈴猫「あれ?どうかした?」

零夜「じゃあ鈴にゃんとの新婚旅行は北海道で」

鈴猫「しんこっ…///」

美喜「新婚旅行が国内ってどうなのかしら…」

澪「そこっすか?」

零夜「国内に限らずバリ島でもチュニジアでも構わないが。どこがいい?」

鈴猫「え、いや、その……」

森下「こんちわ。」

鈴猫「あ、い、いらっしゃいませ」

零夜「チッ…」

森下「小鳥遊君いるかな?」

美喜「今日は見てないわよ。」

森下「そうかぁ。うーむ…携帯も出てくれないだろうしなぁ」

澪「また、取材かコラム?」

零夜「取材にコラム?」

鈴猫「あのひと雑誌ストリートビートとロードの記者さんなの」

零夜「あぁ、コンビニとかで見たことあるわ。その雑誌。けど、記者がなんで悠を訪ねてるんだ?」

鈴猫「悠、その雑誌でときどきコラム書いてるんだよ。街の様子とかお店の紹介とか」

零夜「あいつそんな事もしてんのか」

森下「昨晩あった事の話が聞けないかと思ってね。ほら、この近くで合法ハーブの…」

紅「その話。広められたら困るんだよな。」

「「!?」」

森下「え、えと…」

紅「その話しはいま箝口令が敷かれてる。後からなら適当に話し聞くのはいいけどな。」

森下「は、はぁ…。えと、ひとつだけいいかな?」

紅「なぁに?」

森下「その件に小鳥遊君は…?」

紅「さぁ~どうかなあ」

森下「うむむ……。わかったよ。小鳥遊君本人に聞くとしよう。じゃあ失礼するね」

紅「……余計な事しないといいけどな」

鈴猫「ねぇ。悠関わってるの?」

紅「いや、本当にどうなのかさっぱり。っていうか悠見てないんだよな。……このアイス食っていいのか?」

零夜「ああ、食っていいぞ。」

紅「お?えーと……零夜だ。」

零夜「お前、いま俺の名前忘れてただろ。」

紅「ははは。」

零夜「この野郎…」
59/100ページ
スキ