ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(5/14/夜)ー

悠「ちぇき……ん?」

道玄「……」
雲水「……」

崇「……」
王「……」

稲葉「……」
友利「……」

悠「……」

ともき「突っ立ってどした?」

悠「今日は帰ろうか。」

澪「そういわず入れよ。」
悠「い、いや…今日は本当に…」

ともき「さっきから何を……わぁ…」

悠「どの席に近づいてもいい話が聞けそうにないから不思議だ。」

ともき「イベントは確実に起きそうだけどな…」

稲葉「じゃあ、私から話そうかしら。」

悠「おいおい…なにも行動してないのに勝手に話しかけてきたぞ…」

友利「悠兄さんにお願いがあるです」

悠「だから、勝手に話を進めるな」

ともき「聞かないのか?」

悠「……いや、話だけなら聞くけど」

稲葉「暇なときに揺光を探しといて欲しいの」

悠「揺光をぉ?」

稲葉「えぇ。」

悠「探しといてってどこを?」

稲葉「わからないわ。」

ともき「凄いな。砂漠に落としたビーズを探すレベルだ」

友利「悠兄さんなら可能です」

稲葉「それじゃあ、暇なときによろしくね」

友利「バイバイです」

悠「なんだったんだ…」

ともき「さぁ…てゆーか、無茶難題だな」

悠「そうでもないかもしれんぞ」

ともき「というと、策はあるのか?」

悠「可逆不可逆。探すより向こうから来てもらうことを選べばいい」

ともき「その方法は?」

悠「油揚げでも庭に置いとけば来るんじゃないか?」

ともき「野良猫かなんかじゃ無いんだから…」

悠「っで、崇と王はなんだ?」

崇「なんの事だ」

王「ただ飲んでるだけだよん。悠たん、おひさしぶりだねん。」

悠「ども…。」

王「なになに俺になにか用事~?」

悠「いや…なんでもない。崇とゆっくり飲んでてください」

王「わかったわん」

ともき「ヒソヒソ(あのひとは?)」

崇「王狐文、新宿の…ヤクザだ」

ともき「ヤク…」

王「ヤクザだなんて、はっきりとオルガン(臓器)屋っていってもいいんだよ~。」

崇「総合してヤクザだろ」

王「そうかもにゃ~」

ともき「……」

悠「ともき、近づくな。あそこはある種の不可侵領域だから。関わるとろくなことがない」

雲水「その双方とかかわり合ってる小僧はどーなんでぃ。」

悠「おれはヤバイことには関わらない主義ですので。あの方々とはあくまで知り合いなのでさぁ」

道玄「……悠。」

悠「あー?」

道玄「お前、祭りは好きか?」

悠「嫌いではないけど…内容による」

道玄「龍神祭という祭りだ。興味があるなら連れていってやるぞ」

悠「……」

道玄「できるなら腕利きも揃えてな」

悠「絶対に行かん。」
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