ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2
ーラスタ・ラヴ(5/11/深夜)ー
ともき「んっ……?」
美喜「おはよう」
ともき「え……おはよう…………あれ?ラスタ?」
美喜「寝ぼけてるみたいね」
澪「ともき、うたた寝したんだよ。まぁ、もううたた寝っていうより睡眠だったけど」
ともき「マジか…。じゃあみんなはもう…」
美喜「紅たちは帰ったわよ。別のならいるけど」
ともき「……」
崇「ふぅ……」
道玄「ふぅ……」
雲水「がっはっは」
拳二「かっかっか」
ともき「これはまた…。」
澪「王と龍と鬼と獸…」
ともき「濃いなぁ…」
拳二「お、ともき。起きたのかぁ。どうでぃ、いっぱいやらねぇか?やるだろ?な?」
ともき「え、あ、いや…」
雲水「この小僧は……誰だっけか?」
ともき「あ、中山、中山ともきです。」
拳二「悠のツレだよ。」
道玄「ほぅ。」
崇「どうする。つきあっていくか?帰るなら本郷に送らせるが?」
本郷「ふっ。」
ともき「(どっから…)じゃ、じゃあ少しだけ…」
拳二「おぅ、飲んでけ、飲んで」
ともき「はは……皆さんはなんの話を?」
雲水「いつもの話だ」
ともき「いつもの?」
拳二「悠の話しだよ。あの野郎の話しほど、酒の肴になる話しはねぇよ。」
ともき「はぁ…」
道玄「……」
崇「あとは道玄の娘の話だ。」
ともき「九頭竜さんの……えと、神姫さんでしたっけ?」
道玄「あぁ…。」
ともき「悠とお見合いしたんでしたよね?」
道玄「形だけのな。」
拳二「かっかっか。まぁ、悠が見合いなんてありえねぇ話だしなぁ。」
道玄「なぜだ?」
拳二「わかってねぇなぁ。小鳥遊悠って奴はな女を引っかけるのは上手くても釣り上げられねぇ男なんだよ。なぁ、ともき」
ともき「はは、まぁ…建てて壊す奴ですから。」
道玄「建てて?」
雲水「壊す?」
崇「アンタラには解らないかもな。」
雲水「確かに意味がわからないが……少なからず小鳥遊悠がどう生きていくべき人間かは解ってるつもりだがな。」
ともき「どういう意味ですか?」
雲水「がっはっは。悠の小僧は自分に正直に生きちゃいけない人間だってこった。」
ともき「……いや、かなり自分に正直に生きてると思いますけど」
雲水「そうだな。やつは抗ってるんだろ。だが、いずれ抗うのを諦める時がくる。そうなった時がやつが…小鳥遊悠の…本質のあり方だ」
ともき「悠の本質…?」
拳二「かっかっか。やらなきゃいけないのさ。色んな人間の夢を叶えるためにな。そのためにゃ自分に正直に生きてはいけねぇわな。」
崇「他人の夢を叶えるとかはどうでもいいが…それが奴の強さの本質というなら、俺はいくらでも厄介ごとを押し付けてやるがな」
ともき「んっ……?」
美喜「おはよう」
ともき「え……おはよう…………あれ?ラスタ?」
美喜「寝ぼけてるみたいね」
澪「ともき、うたた寝したんだよ。まぁ、もううたた寝っていうより睡眠だったけど」
ともき「マジか…。じゃあみんなはもう…」
美喜「紅たちは帰ったわよ。別のならいるけど」
ともき「……」
崇「ふぅ……」
道玄「ふぅ……」
雲水「がっはっは」
拳二「かっかっか」
ともき「これはまた…。」
澪「王と龍と鬼と獸…」
ともき「濃いなぁ…」
拳二「お、ともき。起きたのかぁ。どうでぃ、いっぱいやらねぇか?やるだろ?な?」
ともき「え、あ、いや…」
雲水「この小僧は……誰だっけか?」
ともき「あ、中山、中山ともきです。」
拳二「悠のツレだよ。」
道玄「ほぅ。」
崇「どうする。つきあっていくか?帰るなら本郷に送らせるが?」
本郷「ふっ。」
ともき「(どっから…)じゃ、じゃあ少しだけ…」
拳二「おぅ、飲んでけ、飲んで」
ともき「はは……皆さんはなんの話を?」
雲水「いつもの話だ」
ともき「いつもの?」
拳二「悠の話しだよ。あの野郎の話しほど、酒の肴になる話しはねぇよ。」
ともき「はぁ…」
道玄「……」
崇「あとは道玄の娘の話だ。」
ともき「九頭竜さんの……えと、神姫さんでしたっけ?」
道玄「あぁ…。」
ともき「悠とお見合いしたんでしたよね?」
道玄「形だけのな。」
拳二「かっかっか。まぁ、悠が見合いなんてありえねぇ話だしなぁ。」
道玄「なぜだ?」
拳二「わかってねぇなぁ。小鳥遊悠って奴はな女を引っかけるのは上手くても釣り上げられねぇ男なんだよ。なぁ、ともき」
ともき「はは、まぁ…建てて壊す奴ですから。」
道玄「建てて?」
雲水「壊す?」
崇「アンタラには解らないかもな。」
雲水「確かに意味がわからないが……少なからず小鳥遊悠がどう生きていくべき人間かは解ってるつもりだがな。」
ともき「どういう意味ですか?」
雲水「がっはっは。悠の小僧は自分に正直に生きちゃいけない人間だってこった。」
ともき「……いや、かなり自分に正直に生きてると思いますけど」
雲水「そうだな。やつは抗ってるんだろ。だが、いずれ抗うのを諦める時がくる。そうなった時がやつが…小鳥遊悠の…本質のあり方だ」
ともき「悠の本質…?」
拳二「かっかっか。やらなきゃいけないのさ。色んな人間の夢を叶えるためにな。そのためにゃ自分に正直に生きてはいけねぇわな。」
崇「他人の夢を叶えるとかはどうでもいいが…それが奴の強さの本質というなら、俺はいくらでも厄介ごとを押し付けてやるがな」