ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(5/9/夜)ー

澪「……」

悠「ご飯だろ」

千草「パンでしょ」

美喜「……」

ともき「ばんわ。今日は何の話で騒いでるんだ?」

紅「朝飯は飯かパンかで騒いでる」

ともき「うどんか蕎麦かぐらい終わりの見えない話題だな……。」

紅「巨人と阪神みたいな?」

ともき「意味が違うようなあってるような…。っで、どんな風に割れてるんだ?」

悠「おれはしっかり白米派」

千草「私はおしゃれにパン派」

悠「おしゃれ関係ないだろ」

千草「あるわよ。」

ともき「悠が米なのはわかるな。飯で酒を呑むようなタイプだし。」

悠「ご飯をオカズにご飯食うみたいな言い方だな。」

亮「そんなやつ居ないだろ。」

悠「新なら…いや、でも、さすがに無いか…。いや、けど待てよ…それで済むなら大きな釜で飯だけ炊いとけば、かなり食費が……いや、飯も喰うし、それに伴ったオカズも喰われそうだな……。」

紅「おーい、なにブツブツいってる。」

悠「対大食間用食論研究」

紅「…なに?」

悠「いっそパンにご飯を挟み込むって手では……」

亮「なんかおぞましいこといってるぞ」

ともき「ご飯かパンかの討論からかけ離れてきたな。」

千草「まぁ、討論っていっても結論は見えてるんだけどね。」

美喜「結論?」

千草「パンも食べるし、ご飯も食べる。人間気分次第なのよ」

ともき「本当に結論だな…」

千草「けど、私は絶対にパンの方が多いのよね。」

ともき「なんでだ?」

千草「おじいちゃんが毎朝焼くパンの匂いをかいだらパン以外の選択なんてなくなっちゃうもの。」

亮「それは抗えないな。」

紅「おやっさんの焼くパンめっちゃうまいもんな。」

ともき「あぁ、焼きだちの食パンなんか普通に一斤食べれそうだしな。あと、レーズンパンが絶品」

亮「俺は甘い系がいいな。ハニートーストにチョコソースかけてアイスクリーム乗っけて…」

千草「私が言うのもアレだけど胸焼けするわ…」

亮「だ、ダメか?」

千草「うーん、亮が食べたいなら作っちゃおうかな」

紅「甘いなぁ。ともきも甘いけど、こっちも甘いなぁ。」

ともき「なんで俺を比較に出した。」

紅「え、説明…いる?」

ともき「……」

悠「なぁ、酢飯の上にチャーハンをのせてチャーハン寿司てのはどうだろうか?」

ともき「うん。お前の目指してるゴールのヴィジョンがまるで浮かばない。」

悠「新の食費を限りなく抑えたい。けど、できたら腹一杯にはしてやりたい…。アイツに満腹という感覚があればいいんだが…」

ともき「なんというか…………大変だな。」

悠「サラッと済ませるな。」

ともき「いや、その話しに関わったら俺も飯炊き係になりそうだし」

悠「飯炊き係とかいうなぁ!!」
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