ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(4/29/夜)ー

禅「どう…も…」

美喜「あら…いらっしゃい。今日はファミレスじゃないのね。」

禅「は…い。少し…データ…整理…したいの…で…こちらに…しました」

紅「よっす。」

ともき「ちわっ」

澪「いらっしゃい。」

紅「あれ、禅いるじゃん。どしたんだ?」

禅「データの…整理…です」

紅「ふぅん。なんのデータだ?」

禅「皆…さん…の…戦闘…データ…です」

紅「あ、おもろそうじゃん。見せてくれないか?」

禅「どう…しま…しょうか……。一応…個人…データ…ですから…ね。」

紅「じゃあ、俺のを見せてくれ」

禅「それなら…いい…ですよ」

カタカタカタカタ…

紅「うわ、細かいな…」

ともき「これ、ひとつひとつが全部個人データなのか?」

禅「えぇ…東、西、秋葉、最近は…新宿方面……の…データ…も…集めて…います……紅…さん。有り…ましたよ」

紅「お、これか。」

ともき「西口(Sウルフ側)以外のデータなんか集めて平気なのか?」

禅「半々…ですね」

ともき「半分は危険?」

禅「まぁ…そう…なります…。っが…情報は…無い…方が…危険…です…から。」

ともき「そうこといってるとやっぱり禅くんもランカーなんだな。」

禅「はは…俺のNo.は…飾り…ですよ…実力……的には…1000位以下…です…よ」

紅「でも、禅の根性は本物だぞ。なにせ、崇さんが10位を永久番として禅に与えたのに。他のNo.s全員と一回は闘りあったんだから」

ともき「全員って、紅や本郷さんともか?」

紅「あぁ、炎銃や崇さんともな。」

ともき「よく生きてたな…」

禅「闘った…と…いっても…皆さん…手加減…して…くれ…ました…から。大体の…ひとは…デコピンで…済ませて…くれ…たり…」

ともき「デコピンて…」

禅「俺は…全力…ですよ?…それでも…真・ドラゴンVS…カトンボ…ですから…デコピンでも…即死…です」

紅「炎銃は容赦なかったよな。No.sタイマンならマジにやるとかいってハイッキックぶち当てたもんな」

禅「産まれて…一番…痛い…経験でした…」

ともき「……無事だったのか?」

禅「両手で…完璧に…ガード…しました…から」

ともき「なんだ。やっぱりスゴいじゃん」

禅「イヤ…恐怖に…よる…行動爆発…ですよ」

紅「爆発するのか?」

禅「違い…ます」

※行動爆発
虫や小動物が敵に教われた時、瞬間的に全身を激しく闇雲に動かして脱出を図ること。

ともき「でも、結果的にガードできたんだよな?」

禅「はい…左右の腕…が…折れ…ました…けど…」

ともき「……」

紅「即入院だったよな」

禅「は…い」

ともき「炎銃さん、半端ねぇな…」
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