ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ー和龍軒(4/21/夜)ー

戌塚「あり?」

千夜「なんだ?」

戌塚「千、裏メニューやめたのかだぞと」

千夜「健康のためな」

戌塚「けんこぉ?」

紅「裏メニューってなに?」

ともき「超特大盛りラーメンチャレンジ」

千夜「一気にドカ食いじゃなくてラーメンは「毎日一杯」を楽しむのが心にも身体にも…」

あずみ「千夜さん、お客さんのメタボや健康を気にしてるんですよ」

千夜「……」

戌塚「俺ら運動(喧嘩)してるぞと」

紅「確かにそうだな。なぁ、俺もその裏メニュー食いたい。」

戌塚「ふっかつ!ふっかつだぞと!」

千夜「……」

ドン!ドン!

紅「うぉ!?」

戌塚「キタ!ぞと。」



~少年挑戦中~



紅「ふぅ…すまん、ギブアップだ」

戌塚「ゲフッ…ちくしょーあと少しだったのにだぞと」

千夜「ったく、結局喰えてねえし」

あずみ「(千夜さん、一玉多く入れた…)」

ともき「まぁけど、紅たちにメタボ話は早いだろ。それに千夜の気に入りメニューのひとつなんだし、チャレンジラーメン」

千夜「大盛りラーメンへの挑戦はロマンだからな。それに…」

あずみ「(わざとか…ボケなのか…)」

ともき「それに?」

千夜「もともと表メニューだった。それをババアどもが…」

~~

『子供たちにこんなムチャなものを食べさせないでちょうだい!』

『栄養バランスを考えて晩御飯用意してるんだから』
~~

千夜「……っとか、ぬかしに来やがったからな。それで裏メニューにした」

ともき「そんなことがあったのか」

千夜「男の世界に口出しすんなってんだ。まぁツワモノな女(月見里優日)もたまに挑戦するけど…。」

あずみ「完食していきますしね」

千夜「必死にがっつくガキどもを見るのは気分が良いんだ。メタボはまぁ……気にしすぎか」

ともき「はは、千夜は過敏なんだよ。」

千夜「ぁん?」

ともき「いや、なんでもない。ところで俺を呼んだのはなんでだ?」

千夜「あぁ、メタボ話の続きになるが、裏メニューをやめる変わりにヘルシーラーメン、40代以上用のメタボ対策ラーメン開発中でな。いくつか試作品は出来てるから味見てくれ。」

ともき「いいけど、俺がか?」

千夜「戌塚なんかはなんでも美味いしかいわねぇし。俺の知り合いの中ならお前ぐらいしか思い付かん。」

ともき「はは、それは光栄だな。」

千夜「ふん。ちょっと待ってろ準備してくる」

ともき「はいはい。」

あずみ「……千夜さんってかっこいいですよね。ちょっと面白いけど」

ともき「だな。千夜は好きなことに携わって働けてるしな」

あずみ「いいですよね。私なんかは…」

ともき「あずみは好きなことを糧に日々働いてるんだ。素晴らしいことじゃないか」

あずみ「あははは、たしかにそうでした。」
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