ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ーラスタ・ラヴ(4/19/夜)ー

悠「いやぁ、いい感じの雨だな。」

ともき「いい感じのって…このシトシト雨がか?」

悠「ポッポッと雨音が心地いいだろ。」

ともき「どうかな…。雨降ったら、洗濯物が中干しになるしなぁ…」

悠「ともきは立派な主夫だらぁ」

ともき「だらぁってなんだだらぁって」

悠「……」

ともき「なんだよ?」

悠「いや、みんな何故か「だらぁ」に食いつくんだと思って。昨日もだらぁってなんだっていわれたし」

ともき「それだけ「だらぁ」がおかしいんだよ」

悠「あっははは。お、可笑しい」

ともき「その可笑しいじゃないし、おかしいのはお前の頭だよ」

悠「今さらだな。」

ともき「……」

悠「……って、誰の頭がスポンジみたいにスッカスカでおかしいだと!!」

ともき「反応遅いしそこまでいってねーよ!」

美喜「アンタら、毎日そういうやり取りして疲れない?」

ともき「慣れです」

悠「むしろ、ともきのツッコミのお陰で膝の調子がよくて」

ともき「おれのツッコミはヒアルロン酸かなんかか」

悠「ケールにゴーヤ、青ジソが混ざったツッコミで…」

ともき「どんなツッコミだよ気持ち悪いし、青汁かなんかだろそれ。」

悠「毎日安眠なんですよ」

ともき「なんでさっきから通販口調なんだよ」

悠「ん~…………なんとなく?」

ともき「わかってたけど意味なんかないんだよな…。」

悠「イエスかノーならイエスだな」

ともき「回りくどい言い方せんでいい」

森下「こんばんわ。」

澪「いらっしゃい。」

森下「やぁ、悠君。ひさしぶりだね。」

悠「おれ、知らない人とは話しちゃいけないといわれてるので」

森下「僕たちは知り合いだよね!?」

悠「いや、どうだろ」

森下「そ、そんなぁ…」

ともき「お前、大人をおちょくるのは止めろよ。」

悠「ちょっとしたユーモアじゃないか」

ともき「人を不安におとしめるようなユーモアだな。」

悠「冗談やユーモアなんてそんなもんだらぁ」

ともき「ああそう…」

森下「そろそろ僕もしゃべっていいのかな?」

悠「だが、断る」

ともき「こいつは無視してください」

森下「じゃあ、そうさせてもらって、悠君。」

悠「無視した相手に話振るのもどうなんだ…。」

森下「あ、それもそうだね。まぁ、いいや、久しぶりにバイトしないかい?」

悠「いいぞ」

森下「まぁ、そういわず話だけで……あれ、いいの?!」

悠「森下さんを暗がりで襲って財布を拝借するバイトだろ?」

ともき「バイト云々以前に強盗じゃねぇか!」

悠「Goto…?」

ともき「ごぅとぅじゃなく強盗だ!」

澪「多分長くなりますよ。落ち着くまで、なにか飲みますか?」

森下「そうさせてもらおうかな…」
9/100ページ
スキ