ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~2

ー小鳥遊邸・広間(4/18/昼)ー

悠「はぁ~人心地ついたぁ。」

駒狸「お粗末様です。」

悠「なんか久々だなぁ。こうやって家でのんびりと飯食うのは」

駒狸「そうですね。悠くんとこうして話すのも久しぶりな気がします。」

悠「あー?そんなことないだろ」

駒狸「ありますよ。悠くんが帰るのは夜中か朝方じゃないですか」

悠「zzz…zzz…」

駒狸「え、おやすみですか!?」

悠「いや、起きてます」

駒狸「あ、おはようございます。」

悠「駒狸さんは詐欺には気を付けろな。」

駒狸「はい?」

ピンポーン!

悠「あー?客か?」

駒狸「はーい、いま…」

千世子「こんにちはなのだー!」

海「じゃまするでー!」

悠「……おい、お前らせめて玄関を中から開けてもらって招かれてから入れ。」

海「細かいことはええやん」

千世子「迷惑はかけてないのだ!」

悠「細かくねぇし、おれに迷惑かけてるだらぁ!」

海「だらぁってなんやねん」

悠「だらぁはだらぁだ。」

千世子「意味がわからないのだ」

悠「意味なんかないだらぁ」

駒狸「ふふ。賑やかですね。お茶かなにかいれてきますね」

悠「水でいいぞ。水で」

海「うち、カルピスがええ!」

千世子「千世子はリンゴジュースがいいのだ」

悠「水でいいぞ。水で」

駒狸「じゃあ、間をとってトマトジュースを作ってきますね。」

海「なんでやねん」

千世子「千世子はぜんぜん構わないのだ」

悠「何しに来たんだ。」

海「遊びに来たに決まっとるやん」

千世子「あんちんのシュークリーム食べに来たのだ。」

悠「なんじゃそりゃ…っか、お前ら仲悪かったよな?」

海「そんな毎日喧嘩しとるわけやないし」

千世子「意見が合わないときだけなのだ。」

悠「あーそー……いや、真桜とは顔合わせるだけで、喧嘩してるだろ」

海「アイツは敵や。」

悠「敵って……まぁいいや。シュークリームだったな」

千世子「おっきいのがいいのだ!」

海「うちも!」

悠「じゃあ、作り方を教えてやるから自分らでつくれ」

「「えぇ!?」」

悠「駒狸さん、小さめのエプロン二つ用意してくれるか。」

駒狸「あ、はーい。」

悠「さて、シュークリームか……粉はあったはずだし。とりあえずお前らはクリーム作りな」

海「合点承知や。」

千世子「これをかき回したらいいのだ?」

悠「そうそうずっこけてぶっかかるようなベタな真似は…」

ガシャン!!

千世子「あーぅーベタベタなのだぁ…」

海「エロッ…」

悠「あーあーもぉ…」

千世子「うぇーん、あんちーん。」

悠「待て!そのクリームかぶりでだきつこうとするな!風呂場いけ!風呂場!」
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