ｰ小鳥遊邸･広間(4/18/昼)ｰ

悠「たっだいま～」

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ…

駒狸「悠くん、お帰りなさい。今日はかなり遅いですね。昼帰りなんて」

悠「いやぁ、昨日あのあと優日とバッタリ会ってな、そのまま三日月で呑んで、そのままお泊まりコース」

駒狸「おとま…///」

悠「……妙な勘違いされてると困るからいっておくが、おれと優日は友人で実にプラトニックな関係なので肉体的な関係は一切ないから。」

駒狸「え、あぁ……は、はい。」

悠「っか、やけに静かだな。真桜の嫌味が飛んできてないし。」

駒狸「あ、皆さんお出掛けしてますよ。珍しくカゲコちゃんさんも」

悠「カゲコもか、あの押し入れ引きニートが動いてるのは本当に珍しいな」

駒狸「引きニートは可哀想ですよ」

悠「みんな出てってるのに駒狸さんはなんで残ってる？」

駒狸「家を空っぽにするのもアレだと思いまして。」

悠「ふむ。しかし、うちには最強のデフェンダー、バロン先生がいるぞ」

バロン『ガウッ！！』

駒狸「たしかにバロン君がいれば防犯対策は完璧ですね。」

悠「自称SPの数千倍は安心できる」

駒狸「デコさんは悠くんのSPですから」

悠「駒狸さんは皆に優しいなぁ～」

駒狸「悠くんには負けますよ。」

悠「あー？」

駒狸「いえ、なんでもないで…」

ズギューン！

悠「あ、腹がなった」

駒狸「今のお腹が鳴る音ですか！？」

悠「はい、お腹が鳴る音ですが？」

駒狸「え、えと……お、男らしいです！」

悠「駒狸さん、マジ天使」

駒狸「へ？」

悠「いやいや、こっちのこと。こっちのこと。それより、昼だったんだよな。どーりで腹が減るわけだ。……駒狸さんは昼食べたのか？」

駒狸「はい、さっき済ませました。」

悠「そかー。じゃあ……カップ麺でも食うかな。」

駒狸「そんな。私なにか作りますよ。」

悠「めんどくさくないか？」

駒狸「全然。なにかリクエストありますか？」

悠「うーん、じゃあ…なんかさっぱりとしたのよろしく」

駒狸「さっぱりとしたの……冷奴、きゅうり塩揉み、きゅうりと蒸し鶏とトマトのサラダ、鳥むね肉肉団子スープとか？」

悠「ヘルシーだな」

駒狸「あ、ごめんなさい。やっぱりお肉がいいですか？」

悠「いやいや、横やりいれてすまん。飲みすぎて胃がちょっとワッショイしてるからな。ヘルシーなくらいがちょうどいい」

駒狸「飲みすぎちゃダメですよ？」

悠「いや、おれは控えようとしたよ？けど、優日が飲め飲めいうから」

駒狸「嘘ですよね？」

悠「うん、嘘です。二人で飲んでは注いで飲んでは注いでしてました。」

駒狸「身体壊しますよ…」

悠「その時は駒狸さんが介抱してくれ。」

駒狸「任してください。けど、まずは壊さないようにしてください。」

悠「ふぁーい」