ｰラスタ･ラヴ(3/14/深夜)ｰ

崇「……」

悠「……」

崇「……」

悠「…なぁ、崇」

崇「なんだ？」

悠「こうしてお前と飲むのってなんか久しぶりだよな」

崇「そうだな。お前はウロウロしてるようだし。」

悠「そうでもないさ。」

崇「新宿の女は元気か？」

悠「新か？元気だよ。昨日もいい感じに太ももが眩しかった。」

崇「もう寝たのか？」

悠「寝てねぇよ！？」

崇「なんだ、動く生殖器にしては大人しいな。」

悠「張り倒すぞ！」

崇「やってみろ」

悠「……」

崇「……」

悠「……っ」

ﾋﾟﾄｯ…

崇「どうした？」

悠「なんで動かす前からおれの手を指で押さえれるんだよ…」

崇「くく、なんでだろうな。」

悠「スペックか？そういうスペックなのか？」

崇「何をいってる？」

悠「なんでもない忘れてくれ。」

崇「……」

悠「……」

崇「……」

悠「なんだろうな、こんなに会話が途切れがちなのに……落ち着いて飲めるのが不思議だ」

崇「俺は微妙だ」

悠「ハッキリ言いやがったな…」

崇「どちらかといえば、お前が右往左往してる様を見るのが愉快だな」

悠「悪趣味だ」

崇「気にするな。誰にも迷惑はかけてない。」

悠「おれにかけてるだろ！」

崇「そんなつもりは毛頭ない。」

悠「あー？」

崇「考えてみろ。俺はお前に無理強いさせたことはないぞ。お前が勝手にトラブルを引き込んでるだけだ。」

悠「嘘をつくな。そのトラブルの種を拾ってるのはお前だろ！」

崇「同じことをいわせるな。俺は無理強いさせたことはない。いやなら、トラブルを請けずにお前が断ればいい」

悠「断れないような話ばっかりだろ…」

崇「そこはお前次第だろ。」

悠「はぁ…これだから暇をもて余した王族は困るんだ。小市民をいじめてなにが楽しいんだか」

崇「暇でいるよりは何倍もマシだ。」

悠「だから、暇潰しにおれを……って、話がループしとるわい！」

崇「騒がしいヤツだな。」

悠「…はぁ」

崇「……」

悠「あ、そうだ。花見どうする？」

崇「花見か…既に毎日、ここらのガキどもに呼ばれてるぞ。」

悠「王様も大変だな。下の連中に呼ばれたら顔は出さなくちゃならないだろうし」

崇「そう思うなら、お前がうちに来い。本郷と一緒に俺の補佐をしろ」

悠「やなこった。」

崇「いってみただけだ。」

悠「……」

崇「……」

悠「やっぱり会話が途切れるなぁ」

崇「俺はそろそろ行くがお前はどうする？」

悠「あー……じゃあ、途中まで送ってくれ。」

崇「どっちのだ？」

悠「どっちの？」

崇「新宿の女房か、自宅の嫁さんか…」

悠「新とはそんなんじゃないつーの！っか、嫁もいねぇからな！」