ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/11/夜)ー

六花「まいどー」

美喜「あら、リッカじゃない。久しぶりね」

六花「ちわでーす。」

崇「……」

悠「頼むって。」

六花「お、崇に悠くん、なにしてんのー?」

悠「あ、リッカじゃん。」

崇「……」

悠「今、崇に頼みごとしてたんだ」

六花「悠くんが崇に?」


悠「あぁ、真島の兄さんの台詞を是非いって欲しいと頼んでたんだ」

六花「真島の……誰?」

崇「アホなことをな頼むな」

悠「いや、似てる似て無いじゃなく本物の迫力が見たくてさ」

崇「拳二に頼め」

悠「無理だよ。あいつに一行以上の言葉を暗記するなんてチンパンジーに因数分解を理解させるレベルだぞ」

六花「いんすう…ぶんかい?」

悠「ここにも解らない子がいたか…」

拳二「よぉ、なんかいま俺ぁの話してなかったか?」

悠「あ、ゴリラ…」

拳二「誰がゴリラだ。っーか、なんの悪巧みをしてんだ。俺ぁも混ぜてみ」

悠「悪巧みなんかしてねぇよ。極悪人面。」

拳二「あぁん?だぁれが極悪人だ!」

悠「お前だ、お前。鏡見て見ろ。」

拳二「それで、なんの話だ。崇と六花にお前まで揃ってたらなんか悪巧みしかねぇだろ。」

崇「残念ながらなんにもなしだ。」

拳二「なんでぇつまんねぇの」

悠「喧嘩すんのは結構やが、うちのシマに勝手に入ってきたら…怪我するだけじゃ済まへんで」

拳二「あぁ?」

悠「今のを崇にいってもらいたかったんだ」

拳二「なんだそりゃ」

崇「よくわからん」

悠「龍が如くってゲームに出てくる真島の兄さんのセリフ」

拳二「はぁ…」

悠「反応悪いのう。」

六花「反応のしかたが解らないのと思うよー」

悠「だよな。」

拳二「自分でわかってんじゃねぇか。」

悠「ひゃあーひゃはははは」

六花「悠くん、いっつもハイテンションだね」

悠「こうやる気の熱があるときにはな。すぐに冷めるけど」

拳二「熱しやすく冷めやすいってのは、お前のことだな」

悠「拳二が、例えを例えられた……だと」

拳二「どれだけ俺ぁの事をバカだと思ってるんだ」

悠「猿と同レベル」

拳二「一発殴っていいな?」

悠「暴力反対」

拳二「お前は殴らないと理解できないだろ。」

悠「そんなことないわい。」

六花「ほんとにー?」

悠「本当だよ。だいたいおれは痛いの苦手なんだよ」
拳二「痛いの好きな奴がいるかよ」

崇「くくっ」

悠「なにが可笑しい?」

崇「いや、苦痛の中でしか会話できない奴がなにをいってるのかと思ってな」

悠「あー?」

崇「お前はどう考えて痛みでしか語れない人種だといってるんだ。特に柏なんかとはな」

悠「あいつとなんか話すことがねぇし」
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