ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】2

ーラスタ・ラヴー

悠『んん…』

?『ん、起きた?』

悠『んー…俺寝てたのか…』

?『ん、よく寝てたね。昔と変わらない』

悠『昔…誰だ?』

?『はは、忘れた?』

悠『く…ぼちゃん?』

久保田『ん、おはよ。』

悠『なんで、いや、っか、どうして、いつから!!』

久保田『んー…なんとなくかな』

悠『な、なんとなくって……はぁ。くぼちゃんもこそ全然変わらないな…なんか飲むか?』

久保田『ん、じゃあ任せる』

悠『……ほれ。カミカゼだ。』

カミカゼ
27度辛口シェーク

ウオッカ45ml
ホワイトキュラソー1tsp
ライムジュース15ml

材料をシェークして、オールドファッションドグラスに注ぐ・

久保田『ん、ドライだね』

悠『旧日本海軍の特別攻撃隊「神風」の名がついたアメリカ生まれのカクテルだ。ウオッカにホワイトキュラソーの香味とライムの酸味が合わさって…って、先に飲んでない?!乾杯してないよ!!』

久保田『ん、あーごめんごめん。はい、乾杯』

悠『ちょ…くぼちゃん…』

久保田『はは。』

悠『ほんっと変わらないな…』

久保田『悠は変ったね。よく笑うようになった。けど寝てる時は変わってない。』

悠『くぼちゃんが言ったんだろ笑えばいいって。』

久保田『そうだっけ?』

悠『そうだよ。忘れんな。』

久保田『はは』

悠『あはは』

久保田『……』

悠『……』

久保田『……』

悠『…なんかさ、会えたらいっぱいいっぱい色んなこと話したいと思ってたけど…解らなくなったよ。っか、どーでも良くなった。くぼちゃんにまた会えただけで満足ってか…嬉しい気持ちと訳わかんない気持ちで頭ん中がコントロールできないかんじだ。』

久保田『悠は感受性が豊かだな。』

悠『そーじゃねーよ…あーも…』

久保田『はは。』

悠『…なぁ、くぼちゃん』

久保田『ん?』

悠『また、行っちゃうのか?』

久保田『ん、そだね。』

悠『……力づくで止めるったら?』

久保田『…』

悠『俺がお前を拉致する。最悪手足の一本でも折って連れていく。』

久保田『はは、拉致か』

悠『ああ。』

久保田『それは…避けたいね。キライなんだ痛かったり血が出たりするのは…。けど、命令されるのはもっとキライだな。』

悠『……わかった。なら、変えよう。俺もくぼちゃんにだけは嫌われたくない。…ひと勝負しよう。』
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